資料館

岡山市御津郷土歴史資料館

東武藤家の邸宅跡である「さかぐらKANAGAWA」の見学を終えると、次は西武藤家の邸宅跡に建つ岡山市御津郷土歴史資料館に向かった。 岡山市御津郷土歴史資料館 岡山県御津郡御津町が、武藤家から金川のシンボルでもあった西武藤邸を譲り受け、その土地に建て…

高田屋嘉兵衛 後編

高田屋顕彰館・歴史文化資料館には、高田屋嘉兵衛に関するもの以外の展示品もある。 寛政五年(1793年)十一月、石巻から江戸に向かう途中に遭難した若宮丸一行16名は、アリューシャン列島の一島に漂着した。 その地でロシア人に助けられた一行は、シベリア…

高田屋嘉兵衛 中編

高田屋顕彰館・歴史文化資料館に入ると、職員の案内で、先ず高田屋嘉兵衛の生涯を描いた映像作品の鑑賞を勧められる。 それを観終わってから、館内を見学した。 高田屋嘉兵衛の生涯は、蝦夷地(現在の北海道)の開拓と日露間の紛争解決に費やされた。 寛政十…

高田屋嘉兵衛 前編

かつて司馬遼太郎が「菜の花の沖」という小説に書き、江戸時代を通して日本で一番偉かった人物と評した高田屋嘉兵衛。 高田屋嘉兵衛の肖像画 この人物は、兵庫県洲本市五色町都志出身の豪商で、航海術や商才に長けていた。その能力を幕府に見込まれて、蝦夷…

海岸ビルヂング

メリケンパークの見学を終えて、北に向かって歩き始めた。次なる目的地は、神戸市中央区海岸通3丁目にある、神戸華僑歴史博物館と海岸ビルヂングである。 神戸中華総商会ビルと海岸ビルヂング 神戸華僑歴史博物館は、神戸中華総商会ビルの2階にある。 神戸…

神戸海洋博物館 その6

昭和12年に、川崎造船所から独立した川崎航空機工業は、昭和24年から自動二輪車のエンジン開発を始め、昭和27年に初の量産二輪車用エンジンKE-1の製造販売を始めた。 これが、川崎航空機工業が自動二輪車事業に参入した始まりである。 カワサキワールドには…

神戸海洋博物館 その5

カワサキワールドの見学を続ける。 日本は、昭和20年の終戦後、連合国軍に占領され、昭和27年4月28日のサンフランシスコ平和条約発効まで主権が制限されていた。 占領下の日本では、GHQの指示により、軍事転用可能な飛行機や潜水艦などの製造が禁止されてい…

神戸海洋博物館 その4

神戸海洋博物館の中には、神戸市中央区に本社を置く川崎重工業の企業博物館であるカワサキワールドがある。 ここでは、川崎重工業が製造した製品がパネルや模型、更には製品の実物などで紹介され、戦後川崎重工業が販売した二輪車の実車が展示されている。 …

神戸海洋博物館 その3

神戸の海岸線は、北風を防ぐ六甲山や、西風と明石海峡の早い潮流を防ぐ和田岬に守られ、水深が深く、干満の差が少ない事から、良港としての条件を持っている。 今の神戸港の直接の祖先と言ってよいのが、天平年間(729~749年)に僧行基が築いた大輪田泊(お…

神戸海洋博物館 その2

帆船模型の展示コーナーを抜けると、今度は近代の船舶の模型が展示されているコーナーがある。 その中でも特に精巧に作られているのは、昭和4年に竣工した日本の豪華客船浅間丸の模型である。 浅間丸の模型 この船は、船内装飾に英国クラシック様式を採用し…

神戸海洋博物館 その1

メリケンパーク内にある神戸海洋博物館は、昭和62年に開館した。 神戸港の歴史や、海、船、港に関する資料を展示している。 神戸海洋博物館 帆船の白い帆をイメージした、白色の鉄骨で出来た屋上構造物が特徴的である。 神戸海洋博物館には、神戸港と共に歩…

湊川神社 中編

維新の大業が成った明治元年(1868年)、明治天皇は、大楠公及び一族を奉祀する社を創建するよう御沙汰書を下した。 明治5年5月24日、社名を「湊川神社」として鎮座祭が執り行われ、翌25日に楠公祭が斎行されて、大楠公墓所のあるこの地に湊川神社が創建さ…

岡山シティミュージアム

岡山県立記録資料館を出て、JR岡山駅に向かう。次なる目的地は、岡山市北区駅元町にある岡山シティミュージアムである。 岡山シティミュージアムは、ホテルやNHK岡山放送局、コンベンションセンター、レストラン、ショップが入ったリットシティビルの中にあ…

西川緑道公園 後編

薬師院の参拝を終え、再び西川緑道公園に戻った。 西川緑道公園の標柱 西川橋から公園を北上してしばらく行くと、右手に岡ビルという昭和レトロなビルが見えてくる。 岡ビル ここは地元の人で賑わう、魚などの小売り市場であるらしい。 江戸時代には、この岡…

丹波布

旧朝倉家住宅の見学が終わると、丹波市青垣町西芦田にある道の駅あおがきに行った。 ここに着くと、少し青空が見えて、雨が上がる気配がした。 道の駅あおがきには、丹波布伝承館という無料で見学できる資料館が併設されている。 ここでは実際に丹波布が制作…

産土八幡神社 旧朝倉家住宅

高源寺の参拝を終え、丹波市青垣町沢野にある産土(うぶすな)八幡神社を訪れた。 高源寺参拝中は雨が降っていたが、八幡神社を訪れた時は、一時的に雨が上がった。この後天候が目まぐるしく変わることになる。 産土八幡神社鳥居 この神社は、集落の中の小さ…

植村直己冒険館

植村直己。 昭和に育った人なら、誰もがその名を知る日本が世界に誇る冒険家である。 豊岡市日高町伊府に、その植村を記念する植村直己冒険館が建っている。 開館は、平成6年である。昭和59年に植村が北米最高峰のマッキンリーで消息を絶ってから10年後だ。…

但馬国府跡 豊岡市立歴史博物館

青谿書院の見学を終え、国道312号線を北上すると、豊岡市に入る。豊岡市は、但馬地方の中心となる都市である。 豊岡には、奈良時代以降は国府や国分寺が置かれた。当時から但馬地方の中心だったようだ。 豊岡市日高町祢布(にょう)に、国道312号線の祢布交…

甘棠亭 青谿書院

名草神社の見学を終えて、妙見山から下山した。 進路を北に取り、円山川を越えて、兵庫県養父市八鹿町伊佐にある甘棠亭(かんとうてい)を訪れた。 甘棠亭は、延宝四年(1676年)に出石藩の6代目藩主小出英安(ふさやす)が、伊佐の新田を視察に来た時に、…

もちがせ流しびなの館

以前の因幡の旅で、宿場町の用瀬(もちがせ)を訪れたが、前回訪れることが出来なかった史跡に行くため、再度用瀬を訪ねた。 私が再度用瀬を訪れたのは10月17日で、残念ながら大雨の日であった。この日、寒冷前線が日本列島を覆い、気温が一挙に低下した。夏…

河原町妻入商家群

篠山の街並みの東側に、東西に古い商家群が軒を連ねる一帯がある。 丹波篠山市河原町の河原町妻入商家群である。 河原町妻入商家群 千本格子、荒格子、虫籠窓などを持った瓦葺、白壁の商家が道の両側に続く。 白壁の街並みを歩くと、江戸時代後期から明治時…

鳳鳴酒造ほろ酔い城下蔵

丹波杜氏酒造記念館から少し北に歩いた丹波篠山市呉服町に、丹波杜氏の一つ、鳳鳴酒造がある。 鳳鳴酒造 鳳鳴酒造の敷地の奥には、寛政九年(1797年)の創業当時の酒蔵である、「ほろ酔い城下蔵」が今も残っている。 ほろ酔い城下蔵 ほろ酔い城下蔵は、現在…

丹波杜氏酒造記念館

丹波の地には、現在も日本酒を醸造する職人集団、丹波杜氏(とじ)が存在する。 丹波杜氏の歴史は、江戸時代前期に遡る。篠山藩主の厳しい年貢の取り立てや、気候の厳しさによる不作から、篠山藩の領民は生活に困り、元禄年間(1688~1703年)のころから、灘…

大正ロマン館 丹波篠山市立歴史美術館

青山歴史村から東に歩き、丹波篠山市北新町にある大正ロマン館に行った。 大正ロマン館 大正ロマン館は、大正12年(1923年)に篠山町役場として建てられ、平成4年まで現役の役場の建物として使用された。 翌平成5年には改装され、観光案内所、土産物売り場…

青山歴史村

御徒士町武家屋敷群の見学を終えた後、篠山城跡の北側に広がる丹波篠山市北新町にある青山歴史村を訪ねた。 青山歴史村 青山歴史村には、篠山藩主青山家が明治時代に別邸として使用した桂園舎を中心に、青山家に伝わる古文書を収蔵した土蔵や、篠山藩士の教…

御徒士町武家屋敷群

篠山城跡西側の外堀に面して建つのが小林家長屋門である。 小林家長屋門 小林家は、第12代藩主青山忠裕に老女として仕えた小林千枝が住んだ家である。 小林家長屋門は、忠裕が千枝の多年の労に報いるため、文化年間(1804~1818年)に修築したものとされてい…

篠山城跡 その3

大書院の西側には、篠山城の歴史についての資料やゆかりの品を展示した史料館が建っている。史料館は当時を彷彿とさせる木造瓦葺建築である。 大書院と史料館の間取り 史料館出入口 篠山藩は、当初松平三家と呼ばれる三つの松平家が藩主を務め、その後譜代大…

渋川海岸

宇野港から南に行き、岡山県玉野市玉の町並みに入る。 ここには、大正6年に開設された三井造船所がある。 三井造船所 当時、三井物産株式会社は、海運業から造船業に経営を拡大していた。昭和12年には、株式会社玉造船所として独立し、昭和17年に三井造船と…

茶すり山古墳

竹田城跡の見学を終え、次に朝来市和田山町筒江にある茶すり山古墳を訪れた。 茶すり山古墳 茶すり山古墳は、5世紀前半に築かれた円墳である。直径約90メートル、高さ約18メートルで、近畿地方最大の円墳である。現在は国指定史跡となっている。 この古墳が…

柏原藩陣屋跡

追手神社の参拝を終え、丹波篠山市と丹波市の境を越え、丹波市柏原(かいばら)町に向かった。 この地は、明治まで柏原藩織田家が治めていた。この織田家は、あの信長の子孫の家である。 柏原町柏原には、柏原藩の政庁だった国指定史跡柏原藩陣屋跡がある。 …