寺院

二老山和田寺

丹波立杭登窯から北上し、丹波篠山市下小野原にある天台宗の寺院、二老山和田寺(わでんじ)に行く。 この寺は、標高591メートルの和田寺山の麓から中腹にかけて建っている。 和田寺口の交差点から坂を上っていくと、仁王門が見えてくる。 仁王門 この仁王門…

黒沢山萬福寺

中山神社から北に走り、標高約668メートルの黒沢山山頂にある萬福寺を目指した。地名で言えば、岡山県津山市東田辺にある。 黒沢山は、神楽尾山の山頂からも目にすることが出来た。 萬福寺に至る山道は、細く曲がりくねっている。ZC33Sスイフトスポーツの独…

美作国府跡 

鶴山八幡宮から北上し、津山市総社にある国府台寺を訪れた。 この寺は真言宗の寺院であるが、今国府台寺が建つ場所が、かつての美作国府跡だとされている。 国府とは、国の行政庁である国庁が置かれた町を指す。今の県庁所在地のようなものだ。 国府台寺 国…

栗村山常隆寺

円城寺から淡路市久野々(くのの)にある真言宗の寺院、栗村山常隆寺に向かった。地図を見て、最短と思える道を進んだが、これが車1台がようやく通ることができる山中の細い道で、しかもその道を約10キロメートル走らなければならなかった。対向車が来たら…

慈雲山円城寺

八浄寺から西へ車を走らせ、山奥の細い道を登っていく。 淡路市佐野の奥地にある真言宗寺院が、慈雲山円城寺である。 この寺は桜で有名だが、私が訪れた3月27日には、まだ3月だというのに、八分咲きになっていた。 境内は桜で覆われ、伽藍が見えないほどで…

蓮台山八浄寺

御井の清水から国道28号線を南下し、淡路市佐野にある蓮台山八浄寺を訪れた。 蓮台山八浄寺 ここは真言宗の寺院である。淡路には、淡路七福神と言って、七福神の神様それぞれを祀る寺が七つある。 この八浄寺は、淡路七福神の総本院であり、淡路七福神霊場会…

柳原蛭子神社 福海寺

能福寺から北西に向かって歩き、阪神高速道の高架を潜り、その先にある神戸市兵庫区西柳原町にある柳原蛭子神社を訪れた。 柳原蛭子神社 柳原蛭子神社は、地元では「柳原のえべっさん」と呼ばれている。えびす神は、七福神の一柱で、釣竿を持ち鯛を抱えた姿…

宝積山能福寺 後編

神戸の市街地にある寺院の伽藍で、戦前から残る木造建築は稀である。昭和20年の神戸大空襲により、木造の寺社建築はほとんど焼失してしまった。 私が今まで訪れた神戸市街地の寺院の伽藍は、戦後に鉄筋コンクリートで再建されたものばかりである。 これは神…

宝積山能福寺 前編

札場の辻跡から西に約150メートル歩いた先に、天台宗の寺院、宝積山能福寺がある。 地名で言うと、神戸市兵庫区北逆瀬川町となる。 能福寺 能福寺は、伝教大師最澄の開基とされている。延暦二十四年(805年)、最澄が唐からの帰路に大輪田泊に上陸した。住民…

来迎寺 札場の辻跡 岡方惣会所跡

大輪田泊の石椋のすぐ北東に、浄土宗の寺院、来迎寺(築島寺)がある。 地名で言うと、神戸市兵庫区島上町2丁目に建っている。島上町は、承安年間(1171~1175年)に、平清盛が造った人工島の経ヶ島の上に出来た町である。 来迎寺は、元々はここから北西の…

西月山真光寺

薬仙寺から北に歩き、橋を渡るとすぐ西側に時宗の寺院、西月山真光寺がある。住所で言うと、神戸市兵庫区松原通1丁目である。 真光寺 真光寺は、神奈川県藤沢市にある時宗総本山清浄光寺の末寺に当るという。 ここは、遊行僧一遍上人の示寂の地と言われ、一…

北向八幡神社 那須与一墓所

妙法寺から南東に数百メートル車を走らせると、道を挟んで北向八幡神社と那須与一墓所が向い合せで建っている。 地名で言うと、ここもまだ神戸市須磨区妙法寺になる。 那須与一は、下野国出身の武者で、源平合戦の折に、源義経軍に従軍した弓の名手として知…

車大歳神社 妙法寺

私が住む兵庫県には、現在コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が発令されている。 昨年もそうだったが、基本的に緊急事態宣言発令中は、不要不急の外出の際たるものである私の史跡巡りは自粛することにしている。 兵庫県に緊急事態宣言が発令される直前の今年…

御太刀山妙勝寺

植村文楽軒の供養塔のある勝福寺から南下し、淡路市釜口にある法華宗の寺院、妙勝寺を訪れる。 ここは、足利尊氏ゆかりの寺である。 妙勝寺 足利尊氏が京都周辺での戦いに敗れ、再起のために一度九州に落ちる途中、淡路島に立ち寄った。 尊氏は、「妙勝」と…

伊勢久留麻神社 勝福寺

松帆神社から更に南下し、淡路市久留麻に至る。 ここにあるのが、伊勢久留麻神社である。 伊勢久留麻神社 伊勢久留麻神社の祭神は、大日孁貴尊(おおひるめのむちのみこと)である。大日孁貴尊は、天照大御神の別名である。 相殿には、織物の神・漢織姫尊(…

金剛山遍照寺法界院

旭川を渡って岡山市北区法界院にある金剛山遍照寺法界院を訪れた。 法界院仁王門 法界院は、真言宗の寺院である。法界院の前身の西谷山妙塔寺は、報恩大師が創建した備前四十八ヵ寺の一つとされる。妙塔寺は戦国時代に焼失し、天正九年(1581年)に現在地に…

湯迫山浄土寺

賞田廃寺、唐人塚古墳のある岡山市中区賞田から東に進み、中区湯迫(ゆば)に入る。 行く手に温泉旅館白雲閣が見えてくる。 この白雲閣の北側にあるのが、湯迫山浄土寺である。現在は天台宗の寺院である。 湯迫山浄土寺 浄土寺は、天平勝宝元年(749年)に報…

備前国総社宮 脇田山安養寺

2日前の記事で、備前国庁跡を紹介したが、国庁に赴任した国司にとって、令制国内の神社を巡って参拝することも重要な行事の一つであった。 しかし、国内の神社の数は多い。平安時代になると、国庁の近くに国中の神社の祭神を合祀した神社が出来た。これを総…

旧友井家住宅 親縁寺 岩尾城跡

石龕寺のある岩尾山から下りて、車を西に走らせる。 丹波市山南町野坂に移築保存されている旧友井家住宅を訪れた。 旧友井家住宅 旧友井家住宅は、元々は山南町阿草の集落に建っていた。友井家は、慶長年間(1596~1615年)から現代まで15代続く農家で、檜皮…

岩尾山石龕寺 後編

石龕寺の境内には、寺の鎮守の神様を祀る焼尾神社がある。 焼尾神社本殿は、覆屋に囲まれて保護されている。 焼尾神社 焼尾神社本殿 本殿脇障子 焼尾神社は、仁治二年(1241年)の創建と伝えられる。石龕寺金剛力士像が造られた仁治三年の前年に当る。 焼尾…

岩尾山石龕寺 前編

兵庫県丹波市山南町岩屋にあるのが、岩尾山石龕(せきがん)寺である。 石龕寺は、岩尾山という山の中腹にある真言宗の寺院だが、この寺に至る参詣道には、麓の森地区からの岩屋道と、金屋地区からの寺坂道の二つの道がある。 石龕寺の参詣道には、奥の院ま…

萬松山慧日寺

高座神社から西に行き、丹波市山南町太田の集落に入り、集落の奥に進むと、臨済宗の寺院、萬松山慧日(えにち)寺に辿り着く。 慧日寺の山門までは、短いが左右に杉が生えた薄暗い参道が続く。 参道 慧日寺は、永和元年(1375年)に管領細川頼之が建立し、そ…

丹波市 常勝寺 前編

11月下旬の紅葉が終る頃、兵庫県丹波市を訪れた。 私は今までの史跡巡りで、播磨、備前、美作、摂津、但馬、因幡の6カ国に足を踏み入れたが、今度で七つ目の国となる丹波を訪れたことになる。 丹波国は、現在の行政区分で言えば、東側は京都府、西側は兵庫…

豊楽寺 旭川第一ダム

志呂神社から南に行き、岡山市北区建部町豊楽寺にある静謐山豊楽寺(ぶらくじ)を訪れる。 ここは、真言宗の寺院で、寺伝によれば、和銅二年(709年)に玄昉上人が開基し、その後鑑真和尚が堂塔伽藍を整えたという。 豊楽寺仁王門 仁王像 岡山市指定重要文化…

医王山佛教寺

JR弓削駅から南下し、岡山県久米郡久米南町仏教寺にある医王山佛教寺を訪れた。ここは真言宗の寺院である。 仁王門 佛教寺は、寺伝によれば、和銅三年(710年)に喜恵上人が開基した。9世紀には真言密教の道場になっていたようだ。 寺を訪れると、まず立…

護法祭

美作国久米郡の幾つかの寺院には、鎌倉時代から護法祭という奇祭が受け継がれている。 今回は、護法祭を現在も行っている寺院を2つ紹介する。護法祭は、岡山県無形民俗文化財となっている。 その祭りは、毎年8月13~15日の深夜に行われる。 護法善神という…

誕生寺 その5

誕生寺客殿のショーケースの中には、法然上人が熊谷入道に宛てた書状の複製が展示してある。 法然上人から熊谷入道への書状 熊谷直実が、平敦盛を討ち取った後、世の無常に目覚め、法然上人の門を叩いた時、上人と熊谷直実がどんな対話を行ったか興味深いと…

誕生寺 その4

誕生寺には、客殿(方丈)があり、法楽園という立派な庭園を有する。 拝観料は200円だが、非常に見応えがある。訪れた際は、是非拝観することをお勧めする。 客殿 客殿の正面には唐門がある。唐門は、初代が室町時代に建てられた。今ある唐門は、文政十二年…

誕生寺 その3

誕生寺は、天正六年(1578年)に、岡山城主宇喜多直家の軍勢に襲撃され、御影堂が焼け落ちた。 そのような法難が二度と起こらないように、延享二年(1745年)に誕生寺守護仏として守護大仏が開眼供養された。 作者は梵鐘職人の名人、大谷相模掾藤原正次であ…

誕生寺 その2

誕生寺を創建したのは、一の谷の合戦で平敦盛を討ち取った後、世の無常に目覚め、出家して法然上人に弟子入りした熊谷直実こと法力房蓮生である。 法然は、43歳の時に自分の像を自作した。 建久四年(1193年)、蓮生は法然の意を受け、法然自作の御影像を、…