遺跡

土師百井廃寺跡

青龍寺から南下し、古代の八上郡衙跡とされる万代寺遺跡が発掘された鳥取県八頭郡八頭町万代寺に行った。 万代寺遺跡のあった辺り 今は遺跡が発掘された痕跡はなく、田が広がるだけである。 昭和57年の発掘調査で、大型の建物がロの字型やコの字型に配置され…

鏡野郷土博物館 竹田遺跡

ペスタロッチ館の中には、鏡野町内の遺跡や古墳から出土した遺物や、郷土が生んだ自由民権運動家中島衛に関する資料を展示する鏡野郷土博物館がある。 鏡野郷土博物館 鏡野町には、竹田遺跡や恩原遺跡、赤峪(あかざこ)古墳などの遺跡、古墳がある。 ここに…

久米廃寺

桜が散り始めた4月10日に美作の旅をした。 最初に訪れたのは、岡山県津山市宮尾にある久米廃寺である。 スイフトスポーツを道の駅久米の里に駐車して、西に歩く。久米廃寺の跡は、道の駅久米の里の西側の、中国縦貫自動車道の高架下にある。 久米廃寺 久米…

炬口八幡神社 春陽荘

兵庫県洲本市下加茂2丁目付近は、弥生時代前期の水田跡や、中期の周溝墓が発掘された下加茂遺跡があった辺りである。 下加茂遺跡のあった辺り しかし今は遺跡があったことを示す表示はない。 下加茂1丁目にある蒼開高等学校は、かつて柳学園高等学校と呼ば…

糘山

剣戸古墳群の見学を終え、そこから西に車を走らせる。 津山市神代にある糘山(すくもやま)という低山には、史跡が数多く点在している。 糘山は、標高約262メートルで、山の南半分は、久米カントリークラブというゴルフ場である。 糘山の西側を南北に通る県…

但馬国府跡 豊岡市立歴史博物館

青谿書院の見学を終え、国道312号線を北上すると、豊岡市に入る。豊岡市は、但馬地方の中心となる都市である。 豊岡には、奈良時代以降は国府や国分寺が置かれた。当時から但馬地方の中心だったようだ。 豊岡市日高町祢布(にょう)に、国道312号線の祢布交…

今滝寺 葛畑農村歌舞伎舞台 

八木城跡のある城山の北側に、八木氏の菩提寺だった今滝(こんりゅう)寺がある。ここは真言宗の寺院である。 一時は9院3坊が並ぶ大寺院だったという。 細い山道を車で登って行くと、今滝寺の石垣が見えてくる。その先には山門がある。 今滝寺 今滝寺の山…

熊野神社遺跡 後編

小さな鳥居を過ぎて参道を行くと、道が二手に別れている。 左に行くと、燈明の塔と呼ばれる巨石の上に載った石塔がある。 燈明の塔への道 燈明の塔と巨石 燈明の塔は、二つに割れた巨石の上に載っている。 ここではこの岩の間を通ることで、今までの人生で積…

熊野神社遺跡 前編

「鳥取県の歴史散歩」によれば、佐治四郎重貞が根拠地とした場所の一つが、鳥取市佐治町大井にある熊野神社遺跡であるという。 どんな場所か分らぬが、取り敢えず行ってみることにした。 訪れてみると、今まで見たこともないような不思議な史跡であった。 熊…

津山市加茂町ところどころ

津山市加茂町の中心部にある万燈山古墳の見学を終えると、加茂町の中心部から倉見川沿いに北上した。 県道336号線を約4キロメートル行くと、木もれ陽の森キャンプ場に入っていく細い道がある。 このキャンプ場の中に、8世紀半ばのたたら製鉄の遺跡であるキ…

志筑神社

静の里公園から北上し、淡路市志筑天神にある志筑(しづき)神社を訪れた。 志筑神社の鳥居前の辺りは、古墳時代後期の集落遺跡である天神遺跡が発掘された場所である。 天神遺跡のあった辺り 天神遺跡のあった辺りから東への細い道を入っていくと、志筑神社…

郡家古墳 伝淳仁天皇高島陵

淡路市郡家(ぐんげ)の町の東側の山中に、郡家古墳がある。 郡家バス停のすぐそばから、古墳に上がっていく坂道がある。入口に目立たない看板が立っている。 郡家古墳への道 郡家古墳の看板 上の写真の坂を上がり、最初の民家の脇の細い道を通ると、古墳に…

雪見御所旧跡

祇園神社のすぐ西側には、神戸市兵庫区から北区に抜ける国道428号線が通っている。 この国道、通称有馬街道と呼ばれている。 有馬街道 特に平野交差点から祇園神社の間の坂を祇園坂と呼ぶらしい。祇園神社の参拝を終えて、祇園坂をぶらぶらと下り始めた。 祇…

荒田八幡神社 宝地院

今年の1月11日以来、約半年ぶりに摂津の史跡巡りを行った。 今回訪れたのは、神戸市兵庫区から神戸市北区山田町周辺の史跡である。 まず紹介するのは、神戸市兵庫区荒田町3丁目にある平家ゆかりの荒田八幡神社と宝地院である。 荒田八幡神社 荒田八幡神社…

智頭宿 前編

智頭宿は、江戸時代に宿場町として栄えた町である。 鳥取藩池田家の参勤交代の行列が江戸に往来する際は、この町の本陣に杖を留めた。 智頭宿 鳥取城下から智頭宿に至れば、ここから道は二股に分かれる。現在の国道373号線を通って志戸坂峠を越えて播州姫路…

沼弥生住居跡群

岡山県津山市沼にある沼弥生住居群跡は、弥生時代中期から弥生時代後期にかけての集落の遺跡である。 昭和27年から昭和33年にかけて、5次にわたる発掘調査が行われた結果、竪穴住居5棟、長方形竪穴遺構1基、土坑1基、掘立柱建物3棟の跡が確認された。 …

美作国府跡 

鶴山八幡宮から北上し、津山市総社にある国府台寺を訪れた。 この寺は真言宗の寺院であるが、今国府台寺が建つ場所が、かつての美作国府跡だとされている。 国府とは、国の行政庁である国庁が置かれた町を指す。今の県庁所在地のようなものだ。 国府台寺 国…

五斗長垣内遺跡

育波堂の前遺跡から山側に車を走らせる。 標高約200メートル付近にあった高地性集落の遺跡、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡を訪れた。地名で言えば、ここは淡路市黒谷になる。 五斗長垣内遺跡活用拠点施設 五斗長垣内遺跡は、弥生時代後期に栄えた集落の跡…

淡路市北淡歴史民俗資料館 後編

淡路市北淡歴史民俗資料館の裏には、18世紀中ごろの民家、旧原家住宅が建っている。 旧原家住宅 原家は、代々地元で農業を営んでいた旧家で、この家は、第65代衆議院議長原健三郎氏の生家でもある。 旧原家住宅の母屋は、昭和50年にこの場所に移築され、公開…

御井の清水

舟木石上神社から東に走り、大阪湾側に出る。淡路島北部は、東西の幅が狭く、車であれば、大阪湾側と瀬戸内海側を短時間で行き来できる。 神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICの出入口付近は、佃遺跡という、縄文時代後期の遺跡としては西日本最大級の遺跡が発掘さ…

舟木石上神社

北淡震災記念公園から南東に車を走らせる。2キロメートル弱進むと、丘陵と溜池がまだらに広がる舟木地区に至る。 この舟木地区に不思議な神社がある。今流に言えば、パワースポットだろう。それが舟木石上(ふなきいわがみ)神社である。 舟木石上神社の鳥…

貴船神社遺跡

本日、昨年末以来となる淡路の史跡巡りを行った。 神戸淡路鳴門自動車道の淡路インターで下りて最初の交差点の南西角は、小高い丘になっている。丘の上は淡路SAで、観覧車が建っている。 実はこの丘周辺は、旧石器時代のナイフ形石器が発掘された、まるやま…

幡多廃寺塔跡 備前国庁跡

昨年12月半ばに備前を訪れた。 今日は、古代備前の政治・信仰の中心地だったと思われる場所を紹介する。 まずは、岡山市中区赤田(あこだ)にある幡多廃寺塔跡を訪れた。 幡多廃寺塔跡 幡多廃寺塔跡のある辺りは、新しい家が軒を並べる新興住宅街である。そ…

浦間茶臼山古墳 百間川遺跡群

国道2号線と岡山バイパスの分岐点近くの岡山市東区浅川にあるのが、浦間茶臼山古墳である。 この古墳は、3世紀後半に築かれた前方後円墳である。3世紀半ばに築かれた奈良の箸墓古墳と同形で、大きさが丁度2分の1に縮小された古墳である。 岡山県下では…

舞子

大歳山遺跡公園から南下し、神戸市垂水区東舞子町にある兵庫県立舞子公園に着く。駐車場に車をとめる。 車を降りれば、眼前に明石海峡の解放感ある景色が広がり、海風が鼻腔を搏つ。 明石海峡 頭上を明石海峡大橋が通り、対岸の淡路島が指呼の間に見える。私…

大歳山遺跡公園

多聞寺から南下し、神戸市垂水区西舞子にある大歳山遺跡公園を訪れる。 大歳山遺跡公園 大歳山遺跡公園は、標高約30メートルの台地上にある。芝生が張られ、広々とした心地好い空間だ。 ここには、元々大歳山という山があった。山上に大歳神社が祀られていた…

南方前池遺跡 牟佐大塚古墳

赤磐市山陽郷土資料館から南に行き、赤磐市南方という集落に行く。 ここには、前池という溜池がある。昭和30年に、前池の改修工事をした際に、池の底から縄文土器と共に、縄文時代晩期の食糧貯蔵穴が見つかった。 通常であれば腐ってしまうトチやドングリな…

前島

牛窓港の前に横たわる島が前島である。泳いでいけそうな距離にあるが、自動車を積めるフェリーが、牛窓港と前島の間の水路をつないでいる。 私はスイフトスポーツを牛窓側に置いて、単身島に渡った。 前島 前島行フェリー フェリーは片道150円である。牛窓港…

枝吉城跡 吉田南遺跡

吉田郷土館の裏手に小高い丘がある。昔枝吉(しきつ)城があった丘である。 麓には、神本神社という神社がある。 枝吉城跡のある丘 枝吉城跡登り口 吉田郷土館の裏に城跡への登り口がある。低い丘なので、すぐに頂上の城跡に至る。 枝吉城跡 頂上は、公園の…

魚住の泊 明石原人

兵庫県明石市大久保町江井島にある江井島港は、沖に淡路島を望む風光明媚な漁港である。 江井島港は、行基菩薩が開いた摂播五泊と呼ばれる古代の港の一つ、魚住の泊があった場所である。 ちなみに摂播五泊は、室生泊(たつの市御津町)、韓泊(姫路市的形町…