遺跡

舞子

大歳山遺跡公園から南下し、神戸市垂水区東舞子町にある兵庫県立舞子公園に着く。駐車場に車をとめる。 車を降りれば、眼前に明石海峡の解放感ある景色が広がり、海風が鼻腔を搏つ。 明石海峡 頭上を明石海峡大橋が通り、対岸の淡路島が指呼の間に見える。私…

大歳山遺跡公園

多聞寺から南下し、神戸市垂水区西舞子にある大歳山遺跡公園を訪れる。 大歳山遺跡公園 大歳山遺跡公園は、標高約30メートルの台地上にある。芝生が張られ、広々とした心地好い空間だ。 ここには、元々大歳山という山があった。山上に大歳神社が祀られていた…

南方前池遺跡 牟佐大塚古墳

赤磐市山陽郷土資料館から南に行き、赤磐市南方という集落に行く。 ここには、前池という溜池がある。昭和30年に、前池の改修工事をした際に、池の底から縄文土器と共に、縄文時代晩期の食糧貯蔵穴が見つかった。 通常であれば腐ってしまうトチやドングリな…

前島

牛窓港の前に横たわる島が前島である。泳いでいけそうな距離にあるが、自動車を積めるフェリーが、牛窓港と前島の間の水路をつないでいる。 私はスイフトスポーツを牛窓側に置いて、単身島に渡った。 前島 前島行フェリー フェリーは片道150円である。牛窓港…

枝吉城跡 吉田南遺跡

吉田郷土館の裏手に小高い丘がある。昔枝吉(しきつ)城があった丘である。 麓には、神本神社という神社がある。 枝吉城跡のある丘 枝吉城跡登り口 吉田郷土館の裏に城跡への登り口がある。低い丘なので、すぐに頂上の城跡に至る。 枝吉城跡 頂上は、公園の…

魚住の泊 明石原人

兵庫県明石市大久保町江井島にある江井島港は、沖に淡路島を望む風光明媚な漁港である。 江井島港は、行基菩薩が開いた摂播五泊と呼ばれる古代の港の一つ、魚住の泊があった場所である。 ちなみに摂播五泊は、室生泊(たつの市御津町)、韓泊(姫路市的形町…

大中遺跡

昭和37年6月に、兵庫県加古郡播磨町の播磨中学校の生徒3名によって発見されたのが、播磨町大中にある大中遺跡である。 10年に渡る発掘によって、大中遺跡は、弥生時代後期(3世紀)を中心に栄えた集落遺跡であることが分かった。 3世紀と言えば、邪馬台…

日本原

岡山県勝田郡奈義町、同郡勝央町、津山市にまたがるように広がる台地を日本原という。 岡山県と鳥取県の県境に聳える那岐山の南側に広がる台地である。 日本原 正徳年間(1711~1716年)に、日本全国廻国巡礼を終えた福田五兵衛という人物が、広戸野と呼ばれ…

寒風古窯跡群

岡山県の旧邑久郡には、約130基の須恵器の古窯跡群がある。邑久古窯跡群という。6~12世紀の窯跡の遺跡である。当時の須恵器の生産地が北上し、伊部の地で備前焼に発展した。 岡山県瀬戸内市牛窓町長浜には、邑久古窯跡群を代表する窯跡である国指定史跡・…

瀬戸町

現在岡山市東区瀬戸町と呼ばれている区域は、平成19年1月22日の岡山市への合併前は、赤磐郡瀬戸町という自治体であった。 岡山市は、平成に広域合併を重ね、政令指定都市となった。中国地方では、広島市に次ぐ政令指定都市である。 今日は、この瀬戸町の史…

教信寺 古大内遺跡

古代には、日本各地に駅(うまや)という馬を常備した拠点があった。 当時の最速の連絡手段は馬であった。都から地方に何かを連絡するときは、使者は駅にある馬を乗り継いで連絡先へ向かった。 駅には、宿泊施設があって、外国の公使が宿泊したり、旅人が宿…

熊山遺跡

謎の遺跡、熊山遺跡。私が以前から行ってみたかった場所だ。 私が、備前国和気郡熊山に、不思議な場所があることを知ったのは、三島由紀夫の小説「鏡子の家」を読んだときである。 「鏡子の家」は戦後の虚無に直面した4人の青年のことを描いた小説だが、青…

和気清麻呂続編 伝足利義政供養塔・日野富子墓

「岡山県の歴史散歩」によれば、和気町田原井堰資料館の南東の山の斜面に、9世紀のたたら製鉄炉跡である、石生(いわぶ)天皇遺跡があるとのことだったが、案内標識もなく、発見することが出来なかった。 石生天皇遺跡のある山 遺跡のあるという山を撮影す…

備前陶器窯跡

備前焼ミュージアムの4階の窓から、伊部駅の南の方を見渡すと、山の山麓に草木が全く生えていない一角があり、その上に陶片と思しきものが大量に放置されている場所があった。 私は最初それを見て、失敗した陶器の捨て場なのかと思った。この見方は、半分当…

日生町 後編

日生町の沖合には、鹿久居島、頭島、大多府島、曽島、鴻島といった島が浮かぶ。 今では、鹿久居島、頭島には、橋が架かり、陸伝いで渡ることが出来る。 鹿久居島は、岡山県内最大の島である。島の南側にある千軒湾沿いにある千軒遺跡は、縄文時代から中世ま…

神河町

兵庫県神崎郡神河町は、平成17年に、神崎町と大河内町が合併して出来た町である。播磨北端の町であり、峠を北に越えれば、そこは但馬である。 今日は、この町の史跡を紹介する。 今の神河町の地域は、江戸時代を通じて、福本藩池田家が支配した。寛文三年(1…

閑谷学校 後編

聖廟の東隣には、池田光政公を祀る閑谷神社がある。別名芳烈祠という。 閑谷神社本殿は、現在修復工事中で、境内には入ることが出来なかった。 閑谷神社 閑谷神社拝殿 神社建築である拝殿に華頭窓があるのは、なかなか珍しい。拝観できないのは残念だが仕方…

天児屋鉄山跡

西播磨地区の最も奥地となる兵庫県宍粟市千種(ちぐさ)町は、古代から製鉄が盛んな場所であった。 良質な鉄が産出され、いわゆる「たたら製鉄」が、古代から明治時代まで連綿と続けられてきた。 たたら製鉄と言えば、一般的に出雲が有名であるが、宍粟郡に…

家原遺跡公園 附河原田農村芝居堂

兵庫県宍粟市一宮町三方町の家原(えばら)遺跡は、縄文時代から中世まで存在した集落の遺跡である。 今では遺跡の発掘も終わり、家原遺跡公園として整備され、古代から中世の建物が復元されている。 家原遺跡からは、縄文時代の竪穴住居の遺跡が見つかって…

太山寺、野磨駅家跡

有年から国道373号線を北上し、兵庫県赤穂郡上郡町に入る。上郡町は、兵庫県で最も西の自治体である。隣は岡山県である。 上郡町西部の高山という地域に、山上の寺院がある。西高野と呼ばれる、高野山真言宗の太山寺である。 ここは、奈良時代に行基が開いた…

有年 前編

赤穂市北部の国道2号線沿いに、有年(うね)という地域がある。ここは、2つの古代遺跡が発掘された地域である。遺跡は、今は公園となっている。 そのうちの一つが、東有年・沖田遺跡公園である。 ここは、縄文時代(約4000年前)から室町時代(約600年前)…

瓜生羅漢と感状山城跡 附布勢駅家跡

兵庫県たつの市新宮町から佐用郡佐用町に抜ける国道179号線を進むと、播磨科学公園都市の案内標識が出てくる。播磨科学公園都市は、兵庫県の相生市、たつの市新宮町、赤穂郡上郡町、佐用郡佐用町にまたがる山地を切り開いて開発された学術研究都市である。 …

新宮宮内遺跡、宮内天満神社

JR姫新線播磨新宮駅から北に行くと、国指定史跡となっている新宮宮内遺跡がある。 ここは、縄文時代から中世にかけて、集落があった場所である。この集落の最盛期は、今から約2100年前の弥生時代中期である。 昭和40年以降の発掘により、弥生時代の竪穴式住…

鵤荘

日本の長い歴史の間には、伝説となった超人的な天才が何人か現れた。弘法大師空海はその一人である。森鷗外に超人的天才という言葉を与えるには、少し躊躇するが、鷗外の医学衛生学文学演劇哲学歴史などに関する知識量と国語漢学の素養の高さは超人的である…