神社

生野の変

文久三年(1863年)10月11日、尊王攘夷派の元福岡藩士・平野国臣、長州藩士南八郎(本名河上弥市)らは、いわゆる七卿落ちで長州に落ち延びた公卿の澤宜嘉を総帥に迎え、倒幕のため但馬国生野の地で挙兵する。 翌12日、志士達は生野代官所を襲撃し、無血占拠…

沢田山恩徳寺 

操山公園里山センターから少し北に歩くと、沢田山恩徳寺がある。 地名で言えば、岡山市中区沢田になる。 ここは真言宗の寺院であり、報恩大師が定めた備前四十八ケ寺の一つである。 恩徳寺参道前の鳥居 鳥居の扁額 恩徳寺は、寺伝によると、天平勝宝二年(75…

徳守神社

妙願寺から西に歩き、津山市宮脇町の徳守神社に至る。 徳守神社 徳守神社の祭神は、天照大神である。天平年間(729~749年)にこの地に勧請されたという。 当社は、中世には、田中郷富川宿の鎮守であったが、天文八年(1539年)の尼子・山名両氏の合戦により…

海神社

神戸市垂水区を代表する神社と言えば、海神社である。 海神社は、JR垂水駅のすぐ近く、神戸市垂水区宮本町にある。 古くは海(わたつみ)神社と呼ばれたが、最近は海(かい)神社と呼ばれることが多い。名前の通り海の近くに建つ、海の神様を祀った神社で…

弓弦羽神社

お盆に本家のお墓のある西宮に墓参りに行った。 その帰りに、神戸市東灘区の香雪美術館に立ち寄り、「茶の湯の茶碗展」を観た。 その際、香雪美術館のすぐ隣にある、弓弦羽(ゆづるは)神社も訪れた。 ここ最近、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が、社…

笠井山薬師院 龍之口八幡宮

金山寺のある金山は、標高499メートルである。金山は、南側の笠井山と連なっている。 金山寺から南に細い山道を走ると、天台宗の寺院、笠井山薬師院がある。 薬師院は、天平勝宝元年(749年)に報恩大師が備前四十八ヶ寺の根本道場金山寺を開いた時に、境外…

人麿山月照寺、柿本神社 後編

歌聖と称される万葉歌人の第一人者・柿本人麻呂を祀る柿本神社。かつては人丸社とも呼ばれていた。 昨日も紹介したが、柿本神社は明治4年の神仏分離令により、月照寺から独立した神社となった。 柿本神社神門 柿本神社の神門前には、ちょっとした展望広場が…

人麿山月照寺、柿本神社 前編

明石市立天文科学館の東側の空き地には、寛永十年(1633年)に初代明石城主小笠原忠真の後を継いで、二代目城主となった松平康直を供養する五輪塔がある。 松平康直供養の五輪塔 この五輪塔が珍しいのは、通常は五輪塔の各石に梵字が彫られるところが、「地…

稲爪神社 長壽院

明石市大蔵中町にある稲爪神社は、三嶋大明神を祀る神社である。 稲爪神社神門 神門内の武人像 日本の正史である「日本書紀」には記載がないが、推古天皇の時代、朝鮮半島から、全身を鉄で覆った鉄人8千人が日本に攻めて来たという伝承がある。 日本側は九…

津山市 大隅神社

岡山県津山市上之町にある大隅神社は、宮川以東の津山城下の総鎮守である。 大隅神社 狛犬 大隅神社は、和銅年間(708~715年)よりも前から祀られていたとされている。 津山盆地の山林や原野を開拓し、美作の国造りの化身として崇められた「豊手」という異…

雄岡山 雌岡山

神戸市西区神出(かんで)町に、綺麗な円錐形の山が2つ並んで聳えている。2つの山が並ぶ姿を遠くから見ると、女性の乳房のように見える。 雄岡山(おっこさん)、雌岡山(めっこさん)である。 雄岡山 雌岡山 御覧のように、双方似たような形であるが、高…

淡河八幡神社

石峯寺を出発し、神戸市北区淡河町南僧尾の南僧尾観音堂に行く。 ここは、承和七年(840年)に創建された新善寺の本堂だったとされる建物である。 行って見ると、残念ながら修復工事中であった。 修復工事中の南僧尾観音堂 南僧尾観音堂は、建築年代は不詳だ…

三木市 天津神社

兵庫県三木市吉川町前田にある天津神社は、国指定重要文化財の華麗な本殿を有する。 天津神社 拝殿 祭神は、天穂日(あめのほひ)命、天津彦根(あまつひこね)命、活津彦根(いくつひこね)命、天忍穂耳(あめのおしほみみ)命、熊野久須日(くまのくすび)…

大多羅寄宮跡

西大寺からしばし西に行く。JR赤穂線の大多羅駅の北側に芥子山(けしごやま)が聳えている。 この山の尾根上にあるのが、大多羅寄宮(おおだらよせみや)跡である。 寛文六年(1666年)、岡山藩主池田光政は、領内の神社整理を行い、小社小祠を71の寄宮に統…

金陵山西大寺 後編

金陵山西大寺の守護神として牛玉所殿(ごおうしょでん)に祀られてきたのが、牛玉所大権現である。 牛玉所殿には、それだけではなく、金毘羅大権現も合祀されている。 実は牛玉所大権現に合祀されている金毘羅大権現は、明治初年まで、讃岐の金刀比羅宮に祀…

豊原北島神社 

餘慶寺と隣接するように建っているのが、豊原北島神社である。 社伝によると、舒明天皇六年(634年)に比咩大神を祀ったのが、この神社の創建であるそうだ。 祭神は、豊原北島神、応神天皇、神功皇后、比咩大神である。 当神社は、餘慶寺より古くから、この…

餘慶寺 後編

本堂の北側には、三重塔が聳える。私が史跡巡りで訪れた10番目の三重塔である。 三重塔 今の三重塔が建てられたのは、そう古くはない。旧塔跡に文化十二年(1815年)に再建されたものである。 西幸西村、草井幸右衛門らが私財を投げうって再建したそうだ。こ…

石上神社

兵庫県西脇市板波町にある石上(いそがみ)神社の御祭神は、奈良県天理市の石上(いそのかみ)神宮の御祭神布都御魂神(ふつのみたまのかみ)の御分霊である。 鳥居 この神社の創建は、社伝では、一条天皇の御宇である正暦三年(992年)とされている。 石上…

和田山西仙寺

兵庫県西脇市西田町にある和田山西仙寺も、法道仙人が白雉二年(651年)に開基したと伝わる寺院である。法道仙人が、堂塔に仏舎利を安置して、開創したらしい。 現在は真言宗の寺院となっている。 西仙寺 天平勝宝元年(749年)に、播磨国を巡遊中だった行基…

岡ノ山古墳 住吉神社

JR加古川線日本へそ公園駅を降りると、そこには、日本へそ公園がある。地名で言うと、兵庫県西脇市上比延町である。 日本の標準子午線である東経135度と、日本の領土の南端北端の中間である北緯35度が交差するこの場所が、日本の臍であるとして、日本へそ公…

西脇市 兵主神社 

荘厳寺から車を南に走らせる。 西脇市黒田庄町岡にあるのが、兵主(ひょうす)神社である。JR加古川線の踏切のすぐ近くに、巨大な鳥居が建つ。 兵主神社鳥居 この大鳥居は、昭和になってから建立されたものである。 社殿によれば、兵主神社は、延暦三年(784…

青玉神社

兵庫県多可郡多可町加美区は南北に細長い。北端は、丹波国、但馬国と接している。 加美区鳥羽(とりま)は、その北端に近い場所である。 ここにあるのが、鍛冶の神様である、天戸間見命(あまのとまみのみこと)を祀る青玉神社である。 青玉神社 青玉神社の…

倉敷市 熊野神社

熊野神社と言えば紀州であるが、ここ岡山県倉敷市林にも熊野神社がある。 熊野神社と隣の修験道の寺院、五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)は、江戸時代までは一体のものとして尊崇を受けていたが、明治時代の神仏分離令により、截然と分けられた。 今日…

野﨑浜

野﨑武左衛門が開拓した野﨑浜の塩田は、昭和44年には廃止となった。 日本の製塩法は、昭和40年代には、イオン交換膜と電力を利用して鹹水を作り、真空式蒸発缶で煮つめる方法が公式に採用されることになった。 広い土地面積と莫大な労力が必要とされる塩田…

若宮神社 歓喜院聖天堂

兵庫県三木市吉川町稲田の若宮神社は、毎年10月に行われる「ヤホー神事」という祭儀で知られている。 若宮神社の創建は詳らかではないが、「美嚢(みのう)郡誌」によれば、村の住民の久右衛門なる男が、妻の安産に喜んで小社を建て、石清水八幡宮から分霊を…

御坂サイフォン 御坂神社

兵庫県三木市志染町御坂町に、サイフォンの原理を生かして、高低差のある場所に水を通す御坂サイフォンがある。 サイフォンの原理とは、何らかの液体を、高い位置にある出発地点から低い位置にある目的地点まで管でつないで流す際、管内が液体で満たされてい…

三木市立金物資料館

三木市立金物資料館は、三木市上の丸町にある金物神社の境内の中にある。 神社の中に、市立の資料館があるのが驚きだが、これこそ三木の町と金物との結びつきを現わしているように思う。 金物神社の鳥居 三木市立金物資料館 古代、播州では、在来の倭鍛冶と…

岡山市孤児院発祥地 安仁神社 紅岸寺跡

弘法寺から西に行き、岡山市東区に入る。 岡山市東区上阿知にあるのが、岡山市指定史跡である岡山市孤児院発祥地である。 岡山市孤児院発祥地の石碑 岡山市孤児院発祥地には、「永懐斯人」と記された石碑が建っている。 今この石碑の建っている場所には、か…

千手山弘法寺

牛窓の町から少し北西に行った牛窓町千手にあるのが、千手山弘法寺である。 弘法寺の創建は古い。奈良時代に報恩大師が開基した備前四十八寺の一つであるとされている。 県道28号線を走ると、道沿いに、朱色に塗られた山門がある。 弘法寺山門 山門は、岡山…

牛窓の古墳 疫神社

前島からフェリーに乗って牛窓に戻る。 本蓮寺の裏手にある天神山には、天神社があり、その裏に牛窓天神山古墳がある。 天神社 天神社は、天神様である菅原道真を祀っている。 道真が太宰府に左遷された時、途中牛窓に立ち寄って、この山の岩に腰かけて、は…