神社
小田山城跡から下りて進路を西にとり、岡山県苫田郡鏡野町富西谷にある布施神社に赴いた。 布施神社 鳥居 鳥居を潜ってすぐ右側に、欅の巨木がある。樹齢約500年の欅である。岡山県下三指に数えられる欅の巨木であるという。 神門 布施神社の祭神は、素戔嗚…
小田草神社の境内には、一の谷稲荷神社が祀られている。 一の谷稲荷神社の社殿は、鏡野町指定文化財となっている。 一の谷稲荷神社覆屋 一の谷稲荷神社本殿は、覆屋に覆われている。 覆屋は拝殿と一体化している。全体が朱色に塗られ、いかにもお稲荷さんら…
苫田ダムから東進し、苫田郡鏡野町馬場にある小田草神社と小田草城跡を目指した。 小田草城跡は、標高約390メートルの小田草山の山上にあるが、その麓に小田草神社がある。 小田草山 小田草神社参道 小田草神社の参道は、急な石段である。息を切らしながら、…
ハバ古墳のあった南あわじ市立志知小学校から東進し、南あわじ市志知松本にある志知城跡を訪れた。 志知城跡 志知城は、鎌倉時代初めに菅和泉守道忠によって築城されたと伝わっている。南北朝期には、南朝方の志知の武士が、この城を拠点に淡路西浦から京に…
日光寺の参拝を終えて、車を北西に走らせる。一路播磨灘を目指した。 兵庫県洲本市五色町鳥飼浦には、海水浴場として名高い五色浜がある。 五色浜 五色浜の砂浜の小石は、近くの礫岩の地層にあるチャートや結晶片岩や砂岩が、波によって洗いだされ、砕かれて…
大和大国魂神社の参拝を終え、三原川沿いに西に向かう。 南あわじ市松帆江尻の集落に入る。集落の東側にあるのが、浄土宗の寺院、江善寺である。 江善寺 この江善寺の境内に、兵庫県指定重要有形文化財の高麗陣打死衆供養石碑がある。 この碑は、文禄の役に…
安住寺集落から南下し、南あわじ市榎列上幡多(えなみかみはだ)の丘陵上にある大和大国魂(やまとおおくにたま)神社を訪れた。 大和大国魂神社の鳥居 この神社は、淡路国二宮とされている。淡路では、一宮の伊弉諾神宮に次いで社格が高い神社である。旧三…
1月29日に淡路の史跡巡りを行った。 最初に訪れたのは、兵庫県南あわじ市倭文(しとおり)庄田にある倭文八幡神社である。 倭文八幡神社の鳥居 倭文の地名は古く、平安時代中期に書かれた「和名抄」に倭文郷の名が見えるという。この地で梶の木や麻などで織…
三岳山金光寺の参拝を終え、進路を北東に取り、福知山市上野条(かみのじょう)にある御勝(みかつ)八幡宮を訪れた。 御勝八幡宮 この神社の創建は、昌泰二年(899年)よりは前だと言われている。 古くから、この地方の惣社として崇められていた。 正暦元年…
佐々木神社から出発して、三岳山の南側の山麓を通る市道を走り、福知山市喜多にある真言宗の寺院、三岳山金光寺(きんこうじ)に赴いた。 この地は過去に比叡山妙香院の荘園だったため、元々は天台宗の寺院だったが、江戸時代初期に真言宗の寺院になったそう…
柿本観音堂から南下し、国道9号線に戻る。国道9号線を東進し、野花交差点を左折北進して、国道426号線を北上する。 国道426号線は、南北に延びる谷間を通っている。この谷間の東側に聳えるのが、三岳山である。 三岳山 三岳山は、三角錐の美しい山容をして…
高倉神社から東進して、京都府福知山市夜久野町額田(ぬかだ)の町に入る。 ここは、JR下夜久野駅があり、夜久野町の中心となる地域である。かつては宿場町として栄えたという。 額田には、日本中央標準時の基準となる子午線(東経135度)が通っている。大正…
やくの玄武岩公園から東進し、福知山市夜久野町高内の集落に入る。 丘の上に福知山市立夜久野学園の小学校がある。夜久野学園は、公立の小中一貫校である。 この小学校の校庭に長者森古墳という円墳がある。 長者森古墳 長者森古墳は、直径約23メートル、全…
下津井城跡の見学を終え、倉敷市児島通生(かよう)に向かった。 児島通生に、湊岬という海に突き出した山がある。この山上にあるのが、湊山城跡である。 湊山城跡 湊山城は、児島半島にあった常山城の支城で、常山城主上野隆徳の家臣山田菊次郎が城主を務め…
下津井の町の真ん中に、海に突き出た小山がある。標高約22メートルの浄山である。 この浄山の上に鎮座するのが、祇園神社である。 浄山 一の鳥居 文政十三年(1830年)の銘あり この浄山には、かつて長浜城という城があったという。 室町時代に、長浜城の鎮…
鷲羽山から下りて、倉敷市下津井田之浦1丁目にある田土浦坐(たつちのうらにまします)神社に参拝した。 この神社は、鷲羽山の西側の斜面の中腹に鎮座する。 田土浦坐神社の鳥居 鳥居の先に急な石段があり、その先に社殿がある。鳥居は明治19年に建立された…
兵庫県立コウノトリの郷公園から東に行き、豊岡市法花寺にある酒垂(さかたる)神社に参拝した。 酒垂神社 酒樽に音が通じるこの神社の創建は、約1300年前と伝わる。 当時この地を治めていた郡司、物部韓国連久々比(もののべからくにのむらじくくひ)命が、…
正福寺の参拝を終え、次なる目的地である豊岡市下宮の久々比(くくひ)神社に赴いた。 久々比神社の社叢 久々比神社の鳥居 久々比(くくひ)とは、鵠(こう、くぐい)のことで、コウノトリの古名である。 久々比神社の創建年代は分かっていない。 「日本書紀…
光行寺の参拝を終え、豊岡市小田井にある小田井縣(おだいあがた)神社を訪れた。 小田井縣神社鳥居 私が参拝に訪れた日は、七五三詣りの家族連れの参拝客が多く、車がひっきりなしに訪れていた。 小田井縣神社は、但馬五社の一つである。但馬五社は、但馬を…
今回の因幡の史跡巡りの最後に訪れたのは、因幡国一宮の宇倍神社である。 宇倍神社は、大化四年(648年)の創建と伝えられる。旧社格は、国幣中社である。 宇倍神社 一の鳥居 参道 私は今までの史跡巡りで、播磨国一宮の伊和神社、淡路国一宮の伊弉諾神宮、…
因幡国庁跡から南下すると、鳥取市国府町国分寺の集落がある。 その中に、黄檗宗の寺院、最勝山国分寺がある。 最勝山国分寺 この寺院は、天平十三年(741年)に聖武天皇が鎮護国家を祈念して、全国六十余国に建立した国分寺の一つである因幡国分寺の跡を継…
栃本廃寺跡から約3キロメートル南下した山中に、酒賀(すが)神社がある。地名で言うと、鳥取市国府町菅野になる。 酒賀神社参道入口 酒賀神社は、六国史の一つである「日本三大実録」に記載のある神社で、国史現在社(国史に記載がありながら現存する神社…
森尾古墳跡から次なる目的地の中嶋神社に赴いた。中嶋神社は、兵庫県豊岡市三宅に鎮座する。 中嶋神社鳥居 駐車場に車をとめ、巨大な赤鳥居を潜って参道を歩き、境内に入った。 二の鳥居 二の鳥居の手前には、何故かディズニーアニメに登場する七人のこびと…
日本・モンゴル民族博物館の見学を終えて、兵庫県豊岡市出石町宮内にある但馬国一宮出石神社に向かった。 出石神社 但馬には一宮が2つある。1つは以前紹介した朝来市山東町粟鹿にある粟鹿神社である。もう1つがこの出石神社である。 これで、播磨、美作、…
亀ヶ城跡から下山し、車に乗って東に向かう。 兵庫県豊岡市但東町畑山にある日出神社を訪れた。 日出神社 日出神社の創建がいつなのかは分かっていない。祭神は、太古に新羅から但馬に渡来し、但馬の開発を行ったという天日槍(あめのひぼこ)の四世の孫、多…
橋本38号墳から北上し、鳥取市馬場に鎮座する倉田八幡宮に向かう。 社に近づくと、神社を包む鬱蒼とした社叢が目につく。 倉田八幡宮社叢は、約1ヘクタールの広さを擁する、常緑広葉樹と落葉広葉樹の大径木が混在する森林である。 鳥取平野の森林は、水田開…
福田家住宅の見学を終えて、若桜往来を南に行き、鳥取市香取にある意上奴(いがみぬ)神社に向かう。 途中、若桜往来沿いに意上奴神社の朱色の鳥居がある。 意上奴神社鳥居 鳥居の前には、いつの時代のものか分からぬが、石仏が祀られている。鳥居と石仏。神…
大原神社の参拝を終え、一度国道9号線に戻り、更に府道709号線を南下する。 京都府福知山市三和町中出にある梅田神社を訪れた。 梅田神社の鎮座する丘 福知山市には、梅田神社が複数祀られている。細見郷の領主だった細見氏の祖先である紀忠通(きのただみ…
大原神社境内には、文久三年(1863年)に再建された茅葺、入母屋造りの絵馬殿が建っている。 絵馬殿 この絵馬殿では、昔は人形浄瑠璃や農村歌舞伎が演じられていた。奥に舞台がある。 絵馬殿奥の舞台 また絵馬殿には、古くから奉納された絵馬が多数架かって…
酒治志神社の参拝を終え、国道173号線を西進すると、再び福知山市に入る。 福知山市三和町大原にある大原神社を訪れた。 大原神社 大原神社は、小高い丘の上にある。今はその小高い丘の側面が石積み擁壁に覆われている。 大原神社の創建は詳らかではない。元…