丹波

福知山市 梅田神社

大原神社の参拝を終え、一度国道9号線に戻り、更に府道709号線を南下する。 京都府福知山市三和町中出にある梅田神社を訪れた。 梅田神社の鎮座する丘 福知山市には、梅田神社が複数祀られている。細見郷の領主だった細見氏の祖先である紀忠通(きのただみ…

福知山市 大原神社 後編

大原神社境内には、文久三年(1863年)に再建された茅葺、入母屋造りの絵馬殿が建っている。 絵馬殿 この絵馬殿では、昔は人形浄瑠璃や農村歌舞伎が演じられていた。奥に舞台がある。 絵馬殿奥の舞台 また絵馬殿には、古くから奉納された絵馬が多数架かって…

福知山市 大原神社 前編

酒治志神社の参拝を終え、国道173号線を西進すると、再び福知山市に入る。 福知山市三和町大原にある大原神社を訪れた。 大原神社 大原神社は、小高い丘の上にある。今はその小高い丘の側面が石積み擁壁に覆われている。 大原神社の創建は詳らかではない。元…

酒治志神社

生野神社の参拝を終えて、国道9号線を東進し、京都府道9号線に入る。しばらく進むと京都府船井郡京丹波町に入る。 京丹波町三ノ宮にあるのが、酒治志(しゅじし)神社である。 酒治志神社 酒治志神社の境内には、丈高い杉が林立している。 最近私は山に入…

福知山市 生野神社

医王寺の参拝を終えて、再び土師川を渡り、京街道沿いの宿場町、生野の里に向かった。 生野の里は、和泉式部の娘である小式部内侍の歌、「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天橋立」の歌に詠まれている。 生野の集落の奥に、「延喜式」式内社の…

旧坂室山医王寺

大内城跡のある福知山市大内から、国道9号線を東進する。 しばらく進むと、福知山市池田の集落が見えてくる。池田の集落の中央の旧京街道沿いに生えているのが、福知山市指定天然記念物のかごの木・むくの木である。 かごの木・むくの木 かごの木(左)、む…

福知山市 大内城跡 男塚古墳

舞鶴若狭自動車道六人部PAは、小高い丘の上に造られている。この丘からは、城跡や遺跡、古墳などが発掘されている。 まずは、六人部PA(上り)の西側にある大内城跡を訪れた。 大内城跡は、丘陵上に築かれた城跡で、防御機構はそれほどなく、城跡というより…

芦田均記念館 後編

昭和23年3月に誕生した芦田内閣は、短命であった。 内閣が発足してすぐの同年4月、戦後の経済復興のために設立された復興金融公庫から有利な融資を受けるため、昭和電工の社長が、政界や金融界、GHQの高官に多額の献金を行った贈収賄事件が発覚した。昭和…

芦田均記念館 前編

鎌倉山清薗寺を参拝したことで、「兵庫県の歴史散歩」下巻に載る兵庫県側の丹波国の史跡は全て訪問し終えた。 これからは、京都府側の丹波国の史跡巡りが続くことになる。丹波国の面積の2/3は現在の京都府の領域になるので、丹波の史跡巡りはこれからもまだ…

鎌倉山清薗寺 後編

石造灯籠の背後には、本尊の薬師瑠璃光如来を祀る薬師堂(本堂)がある。 貞享三年(1686年)の再建で、丹波市指定文化財である。 薬師堂 薬師堂は、宝形造り、瓦葺、桁行五間、梁間五間の建物である。 清薗寺の開創に関する寺伝はこうである。 第31代用明天…

鎌倉山清薗寺 前編

妙高山から下山し、次なる目的地の兵庫県丹波市市島町下竹田にある真言宗の寺院、鎌倉山清薗寺(せいおんじ)に向かった。 参道の南端には、江戸時代初期の伝説的な彫刻家、左甚五郎が寛永年間(1624~1644年)に建造したと伝わる総門がある。 総門 総門蟇股…

妙高山神池寺 後編

神池寺の常行堂の奥には長い石段が続いている。本堂まで続く石段である。 本堂まで続く石段 苔むした古びた石段である。両側に鬱蒼とした木々が生い茂り、いい雰囲気だ。 石段を登っていくと、仁王門が見えてくる。 仁王門 仁王像 江戸時代以降に再建された…

妙高山神池寺 前編

兵庫県丹波市市島町多利にある妙高山の山頂付近にあるのが、天台宗の寺院、妙高山神池寺である。 妙高山は標高約565メートルだが、山頂付近までは自動車道が延びており、車で上がることが出来る。 妙高山神池寺 寺伝によれば、養老二年(718年)にこの地を訪…

三ッ塚廃寺跡 後編

三ッ塚廃寺跡の東側にライフピアいちじまという公共施設がある。その東側の山際斜面にあるのが、天神窯跡である。 天神窯跡 ここは、三ッ塚廃寺で使う瓦や須恵器を生産していた窯跡である。 斜面に穴を掘って、その上に天井を付けた穴窯の跡である。天神窯跡…

三ッ塚廃寺跡 前編

9月10日に丹波の史跡巡りをした。まだ残暑の厳しい日だったが、丹波は曇り空であった。 国道175号線を北上し、兵庫県丹波市市島町に入り、市島町上田(かみだ)にある三ッ塚廃寺跡を訪れた。 ここは、7世紀後半に開かれて、その後廃寺となった寺の遺跡だが…

金昌山龍源寺 高杉春日神社

細野峠を越えた先の京都府福知山市三和町兎原の集落にあるのが、曹洞宗の寺院、金昌山龍源寺である。 金昌山龍源寺 背後の観音山に建っていた百観音堂円通庵を管理していた寺院である。 龍源寺は、寛永ころまでは密教系の寺院だったそうだが、安永八年(1778…

細野峠 

京丹波町水原の集落から国道9号線を西進すると、京都府福知山市に入る。 京都府福知山市に入る 福知山市と京丹波町の境界を越えると、すぐ左手に国道9号線から山に入っていく古い道がある。 平成8年に「歴史100選の道」に選ばれた京街道細野峠である。 京…

京丹波町 西方寺 

梅田春日神社から一度東に戻り、京都府船井郡京丹波町水原の集落内にある曹洞宗の寺院、西方寺に赴いた。 西方寺 丹波篠山市から京丹波町、福知山市にかけては、曹洞宗の寺院が多い。過去にこの辺りで曹洞宗の教勢の拡大を図った人物がいたのだろう。 西方寺…

梅田春日神社

国道173号線を北上し、京都府に入る。 ついに我が史跡巡りも京都府に入ることになった。私が史跡巡りで訪れた府県としては、兵庫県、岡山県、鳥取県に次いで4つ目である。 京都府は、日本で最も史跡の多い場所である。一生かけても、京都府の史跡を全て巡る…

林景山長谷寺

兵庫県丹波篠山市藤坂の集落の西端に、山中に上がっていく舗装路がある。 道の入口が鉄の門扉で閉ざされている。 長谷寺妙見堂への上り路 この門扉を開けて舗装路を上がっていくと、曹洞宗の寺院、林景山長谷(ちょうこく)寺が管理する妙見堂がある。 妙見…

藤坂のカツラ 春日神社

丹波篠山市小原にある大日堂の大日如来坐像が、かつて祀られていた八ヶ尾山の北麓に、藤坂のカツラと呼ばれる巨木がある。 地名で言えば、兵庫県丹波篠山市藤坂にある。 藤坂の集落から西に行くと、藤坂のカツラへの登山道入り口がある。20分ほど歩くと大カ…

櫛石窓神社 大日堂

北条古墳の見学を終え、国道173号線を北上し、兵庫県丹波篠山市福井にある櫛石窓(くしいわまど)神社を訪れた。 平安時代に編纂された「延喜式」で、丹波で唯一名神大社に列せられている古社である。 櫛石窓神社の社叢 櫛石窓神社 櫛石窓神社の祭神は、櫛石…

雲部車塚古墳

蔵六寺の参拝を終え、兵庫県丹波篠山市東本荘にある雲部車塚古墳に赴いた。 雲部車塚古墳 この古墳は、神戸市垂水区にある五色塚古墳に次いで、兵庫県下で二番目に大きい前方後円墳である。 全長約143メートル、後円部の直系約83メートル、高さ約12メートル…

安田の大杉 亀井山蔵六寺

波々伯部神社の参拝を終えて国道372号線を東進した。 道は途中で、京都府方面へ行くルートと、大阪府能勢町方面に行くルートに分岐する。 その分岐点にある安田の大杉を訪れた。この大杉は、兵庫県指定文化財である。地名で言えば、兵庫県丹波篠山市安田にな…

波々伯部神社

旧西光寺の仏像の拝観を終えて、次なる目的地の波々伯部(ほうかべ)神社に向かった。丹波篠山市宮ノ前にある。 それにしても波々伯部とは変わった名である。私の知っている人に、波々伯部姓の方がおられた。 その方は、「電話で『ほうかべです』と言うと、…

旧薬王山西光寺の仏像

磯宮八幡神社から東に行き、兵庫県丹波篠山市畑市に赴いた。 この集落の中央に収蔵庫があり、そこに国指定重要文化財の薬師如来坐像を始めとする五体の仏像が安置されている。 畑市の収蔵庫 行基菩薩は、天平年間に、聖武天皇の詔勅を奉じて、西日本各地に寺…

丹波篠山市 磯宮八幡神社

4月24日に丹波の旅をした。丹波篠山市の東半分を巡る旅である。 丹波の旅は、いつも雨の中だが、この日も降雨の中を歩いた。 最初に訪れたのが、兵庫県丹波篠山市日置にある磯宮(いそのみや)八幡神社である。 磯宮八幡神社南側の鳥居 磯宮八幡神社は、承…

五大山白毫寺

萬松寺の参拝を終えると、もう大分陽が傾いていた。日没前にもう一箇所史跡を訪れようと思い、そこから北上し、丹波市市島町白毫(びゃくごう)寺にある天台宗の寺院、五大山白毫寺を訪れた。 白毫寺 白毫寺は、慶雲二年(705年)に、インドから渡来した法道…

野村断層 亀命山萬松寺

兵庫県丹波市春日町野村にある春日神社のすぐ南側の東西道を少し西に歩くと、古生代の断層面が露出した、野村断層がある。 古生代というと、約5億5千万年前から約2億6千万年の間のことで、恐竜以前の時代である。人間の存在の痕跡である史跡が嗤うべきも…

丹波市 春日神社

黒井城跡から下山し、丹波市春日町野村にある春日神社に赴いた。 春日神社 春日神社の創建年代は、はっきり分かっていない。 古くからこの辺りは、大和国の春日大社の荘園だった。春日大社から分霊を勧請して建てられたようだ。 春日神社本殿 御祭神は、武甕…