丹波

金昌山龍源寺 高杉春日神社

細野峠を越えた先の京都府福知山市三和町兎原の集落にあるのが、曹洞宗の寺院、金昌山龍源寺である。 金昌山龍源寺 背後の観音山に建っていた百観音堂円通庵を管理していた寺院である。 龍源寺は、寛永ころまでは密教系の寺院だったそうだが、安永八年(1778…

細野峠 

京丹波町水原の集落から国道9号線を西進すると、京都府福知山市に入る。 京都府福知山市に入る 福知山市と京丹波町の境界を越えると、すぐ左手に国道9号線から山に入っていく古い道がある。 平成8年に「歴史100選の道」に選ばれた京街道細野峠である。 京…

京丹波町 西方寺 

梅田春日神社から一度東に戻り、京都府船井郡京丹波町水原の集落内にある曹洞宗の寺院、西方寺に赴いた。 西方寺 丹波篠山市から京丹波町、福知山市にかけては、曹洞宗の寺院が多い。過去にこの辺りで曹洞宗の教勢の拡大を図った人物がいたのだろう。 西方寺…

梅田春日神社

国道173号線を北上し、京都府に入る。 ついに我が史跡巡りも京都府に入ることになった。私が史跡巡りで訪れた府県としては、兵庫県、岡山県、鳥取県に次いで4つ目である。 京都府は、日本で最も史跡の多い場所である。一生かけても、京都府の史跡を全て巡る…

林景山長谷寺

兵庫県丹波篠山市藤坂の集落の西端に、山中に上がっていく舗装路がある。 道の入口が鉄の門扉で閉ざされている。 長谷寺妙見堂への上り路 この門扉を開けて舗装路を上がっていくと、曹洞宗の寺院、林景山長谷(ちょうこく)寺が管理する妙見堂がある。 妙見…

藤坂のカツラ 春日神社

丹波篠山市小原にある大日堂の大日如来坐像が、かつて祀られていた八ヶ尾山の北麓に、藤坂のカツラと呼ばれる巨木がある。 地名で言えば、兵庫県丹波篠山市藤坂にある。 藤坂の集落から西に行くと、藤坂のカツラへの登山道入り口がある。20分ほど歩くと大カ…

櫛石窓神社 大日堂

北条古墳の見学を終え、国道173号線を北上し、兵庫県丹波篠山市福井にある櫛石窓(くしいわまど)神社を訪れた。 平安時代に編纂された「延喜式」で、丹波で唯一名神大社に列せられている古社である。 櫛石窓神社の社叢 櫛石窓神社 櫛石窓神社の祭神は、櫛石…

雲部車塚古墳

蔵六寺の参拝を終え、兵庫県丹波篠山市東本荘にある雲部車塚古墳に赴いた。 雲部車塚古墳 この古墳は、神戸市垂水区にある五色塚古墳に次いで、兵庫県下で二番目に大きい前方後円墳である。 全長約143メートル、後円部の直系約83メートル、高さ約12メートル…

安田の大杉 亀井山蔵六寺

波々伯部神社の参拝を終えて国道372号線を東進した。 道は途中で、京都府方面へ行くルートと、大阪府能勢町方面に行くルートに分岐する。 その分岐点にある安田の大杉を訪れた。この大杉は、兵庫県指定文化財である。地名で言えば、兵庫県丹波篠山市安田にな…

波々伯部神社

旧西光寺の仏像の拝観を終えて、次なる目的地の波々伯部(ほうかべ)神社に向かった。丹波篠山市宮ノ前にある。 それにしても波々伯部とは変わった名である。私の知っている人に、波々伯部姓の方がおられた。 その方は、「電話で『ほうかべです』と言うと、…

旧薬王山西光寺の仏像

磯宮八幡神社から東に行き、兵庫県丹波篠山市畑市に赴いた。 この集落の中央に収蔵庫があり、そこに国指定重要文化財の薬師如来坐像を始めとする五体の仏像が安置されている。 畑市の収蔵庫 行基菩薩は、天平年間に、聖武天皇の詔勅を奉じて、西日本各地に寺…

丹波篠山市 磯宮八幡神社

4月24日に丹波の旅をした。丹波篠山市の東半分を巡る旅である。 丹波の旅は、いつも雨の中だが、この日も降雨の中を歩いた。 最初に訪れたのが、兵庫県丹波篠山市日置にある磯宮(いそのみや)八幡神社である。 磯宮八幡神社南側の鳥居 磯宮八幡神社は、承…

五大山白毫寺

萬松寺の参拝を終えると、もう大分陽が傾いていた。日没前にもう一箇所史跡を訪れようと思い、そこから北上し、丹波市市島町白毫(びゃくごう)寺にある天台宗の寺院、五大山白毫寺を訪れた。 白毫寺 白毫寺は、慶雲二年(705年)に、インドから渡来した法道…

野村断層 亀命山萬松寺

兵庫県丹波市春日町野村にある春日神社のすぐ南側の東西道を少し西に歩くと、古生代の断層面が露出した、野村断層がある。 古生代というと、約5億5千万年前から約2億6千万年の間のことで、恐竜以前の時代である。人間の存在の痕跡である史跡が嗤うべきも…

丹波市 春日神社

黒井城跡から下山し、丹波市春日町野村にある春日神社に赴いた。 春日神社 春日神社の創建年代は、はっきり分かっていない。 古くからこの辺りは、大和国の春日大社の荘園だった。春日大社から分霊を勧請して建てられたようだ。 春日神社本殿 御祭神は、武甕…

黒井城跡 後編

石踏みの段を過ぎて更に歩いていくと、城の主郭部に至る。本丸、二の丸、三の丸が連なっている。 黒井城跡主郭部見取図 主郭部は、南側を中心に、石垣で囲まれている。登山口近くの駐車場の説明板に、黒井城跡主郭部の空撮写真が掲げてあった。これを見ると…

黒井城跡 前編

興禅寺の裏にある標高約356メートルの城山上にあるのが、黒井城跡である。 この城は、日本城郭協会が定めた続日本百名城の一つである。因幡の若桜鬼ヶ城跡に次いで、私が2番目に訪れた続日本百名城である。 城山 麓から見上げても、城山の頂上付近が平らに…

大梅山興禅寺 後編

七間堀にかかる石橋の奥に興禅寺楼門がある。 石橋 興禅寺楼門 朱塗りの楼門は、近年興禅寺と法縁のある京都府宮津市の智源寺から移築されたものである。 2階建てであるが、2階には観音像を祀っているそうだ。門の左右には二天像が安置されている。 二天像…

大梅山興禅寺 前編

達身寺の見学を終えて、丹波市春日町に向かった。 途中激しく雨が降り出した。私は傘を持って来ていなかったので、途中コンビニエスストアに寄って、安い傘を買った。 今後、突然の雨に備えて、スイフトスポーツにはこの傘を常備しておこうと思う。 兵庫県丹…

十九山達身寺

道の駅あおがきから南下し、氷上町方面に向かう。 兵庫県丹波市氷上町清住に聳える十九山の中腹にあるのが、曹洞宗の寺院、達身(たっしん)寺である。 達身寺 今の達身寺の前身となる寺院の開創については、古文書類が一切伝わっていないことから、ほとんど…

丹波布

旧朝倉家住宅の見学が終わると、丹波市青垣町西芦田にある道の駅あおがきに行った。 ここに着くと、少し青空が見えて、雨が上がる気配がした。 道の駅あおがきには、丹波布伝承館という無料で見学できる資料館が併設されている。 ここでは実際に丹波布が制作…

産土八幡神社 旧朝倉家住宅

高源寺の参拝を終え、丹波市青垣町沢野にある産土(うぶすな)八幡神社を訪れた。 高源寺参拝中は雨が降っていたが、八幡神社を訪れた時は、一時的に雨が上がった。この後天候が目まぐるしく変わることになる。 産土八幡神社鳥居 この神社は、集落の中の小さ…

西天目瑞巌山高源寺 後編

仏殿の奥の石段を登ると、方丈がある。 石段と方丈 方丈の名は、インドの維摩居士の居室が方一丈だったという故事から来ている。 方丈は、禅宗における住持の居住空間で、本堂、客殿を兼ねている。高源寺では、庫裡も兼ねているそうだ。 方丈 方丈の内部 方…

西天目瑞巌山高源寺 前編

11月27日に丹波の史跡巡りを行った。 最初に訪れたのは、兵庫県丹波市青垣町桧倉(ひくら)にある臨済宗の寺院、西天目瑞巌山高源寺である。 高源寺 私が自宅を出た時、播磨地方は晴れていたが、丹波に入ると雨天であった。 今回で4度目の丹波史跡巡りだが…

八上城跡 後編

高城山の頂上が近づいてきた。八上城跡の主郭付近に接近する。 八上城跡は、高城山の頂上付近に、本丸、二の丸、三の丸、岡田丸、右衛門丸という曲輪群を有する連郭式山城である。 八上城跡縄張図 頂上に近づくと、まず目に入るのが右衛門丸である。 右衛門…

八上城跡 前編

元々因幡国八上郡の国人であった波多野氏は、応仁の乱で戦功を上げ、丹波国多紀郡の郡代となり、丹波に進出することとなった。 波多野氏は移転先の根拠地に八上の名をつけた。出身地の因幡国八上郡の名を忘れなかったようだ。 その後、波多野秀通は、永正十…

篠山郊外の史跡

篠山の城下町の散策を終え、篠山郊外の史跡を訪れた。 先ず訪れたのは、丹波篠山市北にある曹洞宗の寺院、医王寺である。 医王寺 医王寺に祀られているのは、薬師如来である。お寺というより、お堂というくらいのささやかな建物だ。 医王寺の本堂 境内の薬師…

河原町妻入商家群

篠山の街並みの東側に、東西に古い商家群が軒を連ねる一帯がある。 丹波篠山市河原町の河原町妻入商家群である。 河原町妻入商家群 千本格子、荒格子、虫籠窓などを持った瓦葺、白壁の商家が道の両側に続く。 白壁の街並みを歩くと、江戸時代後期から明治時…

鳳鳴酒造ほろ酔い城下蔵

丹波杜氏酒造記念館から少し北に歩いた丹波篠山市呉服町に、丹波杜氏の一つ、鳳鳴酒造がある。 鳳鳴酒造 鳳鳴酒造の敷地の奥には、寛政九年(1797年)の創業当時の酒蔵である、「ほろ酔い城下蔵」が今も残っている。 ほろ酔い城下蔵 ほろ酔い城下蔵は、現在…

丹波杜氏酒造記念館

丹波の地には、現在も日本酒を醸造する職人集団、丹波杜氏(とじ)が存在する。 丹波杜氏の歴史は、江戸時代前期に遡る。篠山藩主の厳しい年貢の取り立てや、気候の厳しさによる不作から、篠山藩の領民は生活に困り、元禄年間(1688~1703年)のころから、灘…