建設物

渋川海岸

宇野港から南に行き、岡山県玉野市玉の町並みに入る。 ここには、大正6年に開設された三井造船所がある。 三井造船所 当時、三井物産株式会社は、海運業から造船業に経営を拡大していた。昭和12年には、株式会社玉造船所として独立し、昭和17年に三井造船と…

宇野港 鳴滝園

明治43年に国鉄宇野線が開通して、宇野と高松を結ぶ連絡船が就航した。 それ以降、昭和63年に瀬戸大橋が開通するまで、本州から四国への玄関口だったのは、岡山県玉野市の宇野港だった。 かつて、宇野港から高松港まで片道約1時間の宇高連絡船が就航してい…

旧三蟠港

沖田神社から百間川を南下すると、百間川は児島湾に流れ入る。 百間川河口と児島湾の間には、百間川河口水門が設置されている。 百間川河口水門 今設置されている水門は、昭和と平成に造られたものである。 この水門を過ぎれば、海である。百間川河口水門の…

湊川隧道

神戸市を代表する河川である現在の新湊川は、六甲山系の再度山麓から発した天王谷川と石井川が合流する菊水橋付近を始まりとし、そこから南西に流れ、会下山(えげやま)下の新湊川トンネルを通って神戸市長田区に至り、苅藻川に合流して大阪湾に流れている…

兵庫城跡 大輪田泊の岩椋

神戸市兵庫区の大輪田橋の西詰から北に向かって、新川運河のプロムナードが続いている。 新川運河は明治時代に掘削された運河である。 新川運河 かつて運河の東側の中之島には、中央市場があったが、今はイオンモール神戸南店が建っている。 プロムナードは…

和田岬砲台 大輪田橋 清盛塚・琵琶塚

今までの史跡巡りで、幕末に築かれた舞子砲台と松帆砲台を紹介したが、神戸市兵庫区和田崎町1丁目の三菱重工業神戸造船所の敷地内にも、幕末に築かれた砲台の一つである和田岬砲台がある。 和田岬砲台を管理する三菱重工業神戸造船所は、海上自衛隊が使用す…

淡路夢舞台 松帆神社

江埼灯台の見学を終えて、県道31号線、国道28号線を東進し、淡路島の東岸にある淡路島国営明石海峡公園に行く。 淡路島国営明石海峡公園は、史跡ではないが、私が史跡巡りのガイドにしている「兵庫県の歴史散歩」上巻に載っているので行く事にした。 淡路島…

江埼灯台

松帆の浦の裏には、マナイタ山と呼ばれる低山が聳える。 マナイタ山 マナイタ山には、中世には城が築かれていたらしい。 マナイタ山城と呼ばれたが、誰がいつ築いたのか詳細は分かっていない。 天正年間に、織田と毛利がこの城を巡って争った。当時毛利は、…

淡路市 岩屋神社

昨年12月下旬に兵庫県淡路市の史跡群を訪れた。 淡路は、播磨、備前、美作、摂津、但馬、因幡、丹波に次いで、私が史跡巡りで訪れた8つ目の国となる。 淡路島は現在の行政区分では兵庫県に属するが、史跡を訪れてみると、文化圏としては四国の文化圏である…

百間川 一の荒手 二の荒手

岡山市街の中心部を流れる旭川。 古来から、洪水や氾濫のため、人々を悩ませてきた川だ。 江戸時代になって、最も被害が大きかった旭川の洪水は、承応三年(1654年)に起こった。岡山城下の死者156人、破損家屋1,455軒を数えた。被害の甚大さに、藩主池田光…

豊楽寺 旭川第一ダム

志呂神社から南に行き、岡山市北区建部町豊楽寺にある静謐山豊楽寺(ぶらくじ)を訪れる。 ここは、真言宗の寺院で、寺伝によれば、和銅二年(709年)に玄昉上人が開基し、その後鑑真和尚が堂塔伽藍を整えたという。 豊楽寺仁王門 仁王像 岡山市指定重要文化…

神子畑選鉱場跡 前編

明治11年(1878年)に、現在の兵庫県朝来市佐嚢(さのう)の地で鉱山が発見された。神子畑(みこはた)鉱山である。神子畑鉱山からは、良質な銀が採掘された。 明治14年に神子畑鉱山が本格開鉱してから、採掘された銀を生野まで運ぶための馬車道が整備された…

雲頂山大明寺

生野銀山を出て、国道429号線を丹波方面に向けて走る。 生野ダムが堰き止めて出来た銀山湖の畔の道を、スイフトスポーツで疾走する。ダム湖沿いの曲がりくねったワインディングロードを、右へ左へとハンドルを切って進む。私は、ここを走って、漸くZC33Sの限…

舞子

大歳山遺跡公園から南下し、神戸市垂水区東舞子町にある兵庫県立舞子公園に着く。駐車場に車をとめる。 車を降りれば、眼前に明石海峡の解放感ある景色が広がり、海風が鼻腔を搏つ。 明石海峡 頭上を明石海峡大橋が通り、対岸の淡路島が指呼の間に見える。私…

砥石城跡 乙子城跡 神崎川分水樋門

岡山県瀬戸内市邑久町豊原にある砥石山上に、戦国乱世の梟雄宇喜多直家が出生した場所とされる砥石城跡がある。 砥石山 砥石山は、高さ100メートルほどの低山である。直家の祖父・宇喜多能家(よしいえ)の居城がここにあった。 「備前軍記」によれば、大永…

家族の歴史

ここ最近、コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響もあるが、私事のせいもあって、ブログ記事の更新が出来なかった。 私事というのは、私の父が亡くなったことである。父の病気と死をきっかけに、私は今まで興味のなかった父の仕事を調べてみた。その結果、…

岩座神

兵庫県多可郡多可町加美区岩座神(いさりがみ)には、有名な棚田がある。 岩座神は、東播磨最高峰の千ヶ峰(標高1005メートル)の中腹の標高3~400メートルに位置する集落である。 岩座神の名の由来は、過去に「いわすわりかみ山」と呼ばれた千ヶ峰から来て…

野﨑浜

野﨑武左衛門が開拓した野﨑浜の塩田は、昭和44年には廃止となった。 日本の製塩法は、昭和40年代には、イオン交換膜と電力を利用して鹹水を作り、真空式蒸発缶で煮つめる方法が公式に採用されることになった。 広い土地面積と莫大な労力が必要とされる塩田…

御坂サイフォン 御坂神社

兵庫県三木市志染町御坂町に、サイフォンの原理を生かして、高低差のある場所に水を通す御坂サイフォンがある。 サイフォンの原理とは、何らかの液体を、高い位置にある出発地点から低い位置にある目的地点まで管でつないで流す際、管内が液体で満たされてい…

瀬戸町

現在岡山市東区瀬戸町と呼ばれている区域は、平成19年1月22日の岡山市への合併前は、赤磐郡瀬戸町という自治体であった。 岡山市は、平成に広域合併を重ね、政令指定都市となった。中国地方では、広島市に次ぐ政令指定都市である。 今日は、この瀬戸町の史…

田原井堰と田原用水

岡山藩の土木工事の偉人、津田永忠が手掛けた土木工事の中で、元禄時代の1690年前後に施工され、昭和まで約300年に渡って実用に耐えてきたのが、田原井堰(いせき)である。 井堰とは、水を他へ引いたり流量を調節するために、川水をせきとめる設備を指す。 …

日生町 後編

日生町の沖合には、鹿久居島、頭島、大多府島、曽島、鴻島といった島が浮かぶ。 今では、鹿久居島、頭島には、橋が架かり、陸伝いで渡ることが出来る。 鹿久居島は、岡山県内最大の島である。島の南側にある千軒湾沿いにある千軒遺跡は、縄文時代から中世ま…