備前

旧倉敷市瀬戸大橋架橋記念館

岡山県倉敷市児島味野2丁目にある児島市民交流センターは、平成22年3月に閉館した倉敷市瀬戸大橋架橋記念館の建物を再利用したものである。 旧倉敷市瀬戸大橋架橋記念館 旧倉敷市瀬戸大橋架橋記念館は、昭和63年4月10日の瀬戸大橋開通と同日に開館した。 …

児島下の町の史跡

由加山の参拝を終えて、港町児島の市街に入った。 今回は、現在児島下の町と呼ばれる地区の史跡を紹介する。 先ず最初に紹介するのは、岡山県倉敷市児島下の町7丁目にある鴻八幡宮である。 鴻八幡宮 鴻八幡宮は、由加山系の西端の宮山という丘の上に鎮座す…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その7

権現堂の参拝を終え、客殿の前を通過し、蓮台寺総本殿に向かった。 その途中、インド製の自動車、アンバサダーが展示してあった。 アンバサダー この車は、岡山県新見市出身の真言僧で、現在もインドで布教活動中の佐々井秀嶺氏から、由加山に贈られたもので…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その6

客殿の先には、八十八段の石段があり、その上に蓮台寺奥の院権現堂がある。 奥の院権現堂の参道 石段の手前には、鐘楼堂があり、巨大な梵鐘がかかっている。 鐘楼堂 鐘楼堂の龍の彫刻 梵鐘 新型コロナウイルス感染防止のため、鐘楼堂内への立ち入りは出来な…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その5

蓮台寺客殿の拝観客用入り口から建物内に入る。黒光りのする床板が敷かれた広々とした空間が広がる。 拝観客用入り口 入り口から奥に進むと薬師如来座像が出迎えてくれる。 薬師如来坐像 客殿内には、見事な障壁画で飾られた座敷が複数ある。中には、江戸時…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その4

御影堂から南に歩き、石段を上がっていくと、蓮台寺多宝塔がある。 多宝塔への石段 多宝塔 蓮台寺多宝塔は、私が史跡巡りで訪れた9番目の多宝塔である。 この多宝塔は、天保十四年(1843年)に再建されたものである。この前に建っていた多宝塔は、寛文十年…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その3

由加神社本宮の東側には、真言宗の宗祖・弘法大師空海を祀る御影堂がある。御影堂に祀られていた弘法大師像は、今は蓮台寺総本殿に祀られている。 御影堂 由加山の伽藍は、元禄十三年(1700年)の大火で、今の由加神社本宮の本殿以外全て焼けてしまったので…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その2

由加神社本宮の拝殿の下には、縁結びの神様を祀っている。拝殿下に回廊があり、そこを巡れば、誰かと縁を結ぶことが出来るそうだ。 私は縁結びではなく、史跡巡りの無事を祈った。 拝殿下の回廊 縁結び獅子 回廊には、男性用と女性用の縁結び獅子が2体設置…

由加山蓮台寺 由加神社本宮 その1

倉敷市児島由加にある由加山は、古くから神仏習合の神様である瑜伽大権現を祀り、厚く信仰されてきた山である。 天平五年(733年)、行基菩薩がこの地を訪れ、阿弥陀如来、薬師如来の二尊を本地仏とする瑜伽大権現を祀ったのが、由加山蓮台寺の始まりである…

清田八幡神社

由加山に向かう途中、倉敷市曽原にある清田八幡神社に立ち寄った。 清田八幡神社鳥居 清田八幡神社は、児島の総鎮守とされ、備前の八幡三古社の一つと言われている。 社伝によれば、清田八幡神社は、現在地から北の粒江の田槌の浦にあったが、清滝山中を経て…

種松山西明院

昨日紹介した乗り出し岩から海に入った佐々木盛綱は、岡山県倉敷市粒江にある真言宗の寺院、種松山西明院の辺りに上陸したという。 乗り出し岩と西明院の中間地点くらいに、浮洲岩の碑がある。 浮洲岩の跡 この辺りは、かつては藤戸海峡の浮島で、アマモなど…

源平藤戸合戦の古跡

陣屋町有城から少し西に行くと、笹無山という小さな丘がある。 笹無山 この小さな丘は、佐々木盛綱に対して、平家が布陣する対岸に渡ることができる浅瀬の存在を教えた漁師の悲劇に関連がある。 藤戸海峡を挟んだ対岸に布陣する平氏方を攻めあぐねていた源氏…

陣屋町天城 後編

海禅寺から南に行くと、日蓮宗の寺院、恵光山正福寺がある。 恵光山正福寺 この寺の山門は、下津井城の城門を移築したものであるという。 正福寺山門 正福寺の山門は、意外と小ぶりな山門である。こんな城門を持った下津井城は、ささやかな城だったのだろう…

陣屋町天城 前編

岡山県倉敷市藤戸町天城は、岡山藩家老池田氏が陣屋を置いて治めた陣屋町であった。 江戸時代には、所領が3万石以下の小藩は、城を持つことが許されず、藩庁として陣屋と呼ばれる建物を建てた。 上級旗本や大藩の家老も所領に陣屋を置いた。 岡山藩家老池田…

盛綱橋 経ヶ島

藤戸寺の北側を流れる倉敷川の上に、盛綱橋という橋が架かっている。 この橋は、平成元年に再建されたものだが、再建の際、橋の上に海を渡る馬上の佐々木盛綱の銅像が設置された。 盛綱橋 盛綱橋上の佐々木盛綱の銅像 佐々木盛綱が実際に藤戸海峡を渡ったと…

補陀落山藤戸寺

7月17日に備前の史跡巡りを行った。源平藤戸合戦の古戦場を巡る旅となった。 寿永三年(1184年)二月に、一の谷の合戦で大敗した平氏は、水軍に頼って西に逃れ、備前国藤戸の地に拠った。 現在、藤戸と天城の間には倉敷川が流れているが、ここは寿永の当時…

岡山市 興除神社

藤田神社から南西に車を走らせ、次なる目的地の興除(こうじょ)神社に向かった。 興除神社は、岡山市南区中畦(なかうね)にあるが、この一帯は、文政四年(1821年)から文政六年(1823年)にかけて開発された興除新田と呼ばれる干拓地である。 児島湾に干…

岡山市 藤田神社 

現在の児島半島は、江戸時代に入るまでは、児島という島であったが、江戸時代初期の干拓事業により本州と陸続きになった。 池田藩政時代には、児島湾の干拓が続き、広大な新田が造られた。児島湾干拓事業は、明治時代に入っても続いた。 今回から連続して、…

今村宮

宗忠神社から西に500メートルほど行った、岡山市北区今4丁目にあるのが、今村宮(いまむらぐう)である。 今村宮 今村宮参道 今村宮の起源は、元弘三年(1333年)にこの地に創建された今村八幡宮である。 戦国時代に宇喜多直家が岡山城を拡張するに際し、内…

宗忠神社

金川の史跡巡りを終えて南下し、次なる目的地である宗忠神社に向かった。 今回紹介する宗忠神社は、当ブログで初めて紹介する新宗教の史跡である。 江戸時代後期に、黒住教、金光教、天理教という3つの教派神道が誕生した。この黒住教の開祖である黒住宗忠…

玉松城跡 後編

北の丸跡から本丸跡に向かう。本丸跡は広々とした曲輪である。 本丸跡 本丸跡には、石垣の石か建物の礎石と思われる石が転がっている。その石の上に、古い瓦が置かれていた。 石の上の瓦 城の建造物の痕跡が、僅かながらここに残っていた。 また、本丸跡には…

玉松城跡 前編

金川の町の北側に聳える臥龍山上に築かれた玉松城(金川城)は、戦国時代に西備前に覇を唱え、最後は宇喜多直家により滅ぼされた松田氏が拠点にした城跡である。 臥龍山 松田氏は、元々は相模国に住む御家人だったが、承久三年(1221年)の承久の乱の戦功に…

岡山市 七曲神社

妙覚寺の裏手にある臥龍山の麓にあるのが七曲(ななまがり)神社である。 七曲神社 参道の狛犬 臥龍山頂の玉松城を拠点とした松田氏は、元々相模国の御家人であった。 承久の乱までは、鎌倉幕府の勢力は西日本には及んでいなかった。まだ西日本は朝廷の勢力…

龍華山妙覚寺

岡山市御津郷土歴史資料館の道路を挟んだ北側には、日蓮宗不受不施派の祖山、龍華山妙覚寺がある。 龍華山妙覚寺 日蓮宗不受不施派は、今まで何度か紹介したように、法華経信仰を正法とし、多宗派から布施を受けず、多宗派の寺院に対して参詣や布施をしない…

岡山市御津郷土歴史資料館

東武藤家の邸宅跡である「さかぐらKANAGAWA」の見学を終えると、次は西武藤家の邸宅跡に建つ岡山市御津郷土歴史資料館に向かった。 岡山市御津郷土歴史資料館 岡山県御津郡御津町が、武藤家から金川のシンボルでもあった西武藤邸を譲り受け、その土地に建て…

金川陣屋跡 武藤邸跡

岡山市北区御津金川の町は、江戸時代を通して岡山藩の家老日置(ひき)氏の所領であった。 日置氏は、金川に陣屋を置いて行政を司った。陣屋とは、所領3万石以下の大名や、大藩の家老、上級旗本が所領に置いた政庁のことである。 3万石以下の大名は、幕府…

角藤定憲 難波抱節

徳倉城跡から下山して、JR津山線野々口駅の近くにある角藤定憲(すどうさだのり)の墓に詣でた。 角藤定憲は、日本で初めて壮士芝居を興行した人物で、新派演劇の祖とされている。 角藤家の墓地 壮士芝居や新派と言われても、現代人には何のことだか分からな…

徳倉城跡

2月6日に備前方面の旅をした。 最初の目的地は、岡山市北区御津河内にある徳倉城跡である。徳倉城跡は、標高約232メートルの遠藤山の山頂にある。 遠藤山 遠藤山の麓には、天児屋根命を祀る徳蔵神社がある。 この神社には、天文年間(1532~1555年)に徳倉…

吉備津彦神社 後編

吉備津彦神社の社殿北側にある子安神社は、岡山藩の名君池田光政公にゆかりのある社である。 子安神社鳥居 祭神は、伊邪那岐命、伊邪那美命、木花佐久夜姫命、玉依姫命である。 慶長年間(1596~1615年)に、岡山藩主池田忠継の後見人だった池田利隆が、子宝…

吉備津彦神社 前編

宗形神社の参拝を終え、南西に車を走らせる。 岡山市北区一宮にある備前国一宮の吉備津彦神社に向かった。 播磨国一宮の伊和神社、但馬国一宮(二社ある内の一社)の粟鹿神社、美作国一宮の中山神社、淡路国一宮の伊弉諾神宮に続いて、私が訪れた五社目の一…