古墳

熊野神社遺跡 前編

「鳥取県の歴史散歩」によれば、佐治四郎重貞が根拠地とした場所の一つが、鳥取市佐治町大井にある熊野神社遺跡であるという。 どんな場所か分らぬが、取り敢えず行ってみることにした。 訪れてみると、今まで見たこともないような不思議な史跡であった。 熊…

作楽神社 前編

真福寺から南下し、津山市下田邑にある流通第二公園に向かった。 ここは、津山市街の郊外にある企業団地の中の公園だ。 流通第二公園 この公園の南側の丘の上に、田邑丸山古墳群があるとのことであった。 丘に入る道があったので、登ってみた。 丘に入る道 …

万燈山古墳

津山市加茂町塔中にある万燈山古墳は、6世紀末に築かれた円墳である。 古墳は、めぐみ荘という老人ホームから北に行った突き当りの丘上にある。 万燈山古墳がある丘 古墳への登り口 登り口から登り始めると、舗装路に出る。舗装路に出てすぐに左側に登る道…

郡家古墳 伝淳仁天皇高島陵

淡路市郡家(ぐんげ)の町の東側の山中に、郡家古墳がある。 郡家バス停のすぐそばから、古墳に上がっていく坂道がある。入口に目立たない看板が立っている。 郡家古墳への道 郡家古墳の看板 上の写真の坂を上がり、最初の民家の脇の細い道を通ると、古墳に…

城の山古墳 池田古墳

和田山町から養父市街に向けて国道9号線を走ると、国道沿いに2つの古墳がある。 城の山(じょうのやま)古墳と池田古墳である。とは言え、2つの古墳とも今は原型を留めていない。城の山古墳の下にはトンネルが掘られ、池田古墳は墳丘上に国道の高架橋が横…

粟鹿神社

楽音寺の見学を終え、東に車を走らせる。次なる目的地は、朝来市山東町粟鹿にある但馬国一宮の粟鹿(あわが)神社である。 実は、但馬には一宮が二つある。もう一つは豊岡市出石町にある出石神社である。なぜ但馬に一宮が二つあるかは分からない。 粟鹿神社…

茶すり山古墳

竹田城跡の見学を終え、次に朝来市和田山町筒江にある茶すり山古墳を訪れた。 茶すり山古墳 茶すり山古墳は、5世紀前半に築かれた円墳である。直径約90メートル、高さ約18メートルで、近畿地方最大の円墳である。現在は国指定史跡となっている。 この古墳が…

智頭宿 前編

智頭宿は、江戸時代に宿場町として栄えた町である。 鳥取藩池田家の参勤交代の行列が江戸に往来する際は、この町の本陣に杖を留めた。 智頭宿 鳥取城下から智頭宿に至れば、ここから道は二股に分かれる。現在の国道373号線を通って志戸坂峠を越えて播州姫路…

美和山古墳群

高野神社の参拝を終え、国道179号線を挟んで北側にある美和山古墳群を訪れた。ここも津山市二宮になる。 美和山古墳群は、国指定史跡で、4~5世紀に築かれた古墳群とされている。 前方後円墳の1号墳と、円墳の2、3、6号墳の4つの古墳がある。 美和山…

岡山県立津山高等学校本館 十六夜山古墳 鶴山八幡宮

衆楽園から西に走り、津山市椿高下にある岡山県立津山高等学校を訪れた。訪れた、と言っても校内に入ったわけではない。 津山高等学校の本館は、明治33年(1900年)に竣工した旧岡山県津山尋常中学校の本館である。 岡山県立津山高等学校本館 津山高等学校本…

石の寝屋古墳群

岩屋の町から北上すると、西岡山が左手に見えてくる。西岡山の中腹に、石の寝屋古墳群があるという。 そこに至るには、神戸淡路鳴門自動車道の上に架かる石の寝屋跨道橋を越えねばならない。 石の寝屋跨道橋 跨橋道を越え、山裾に至る。そこから長い階段を登…

神宮寺山古墳

法界院から南に行き、JR津山線を越えて、岡山市北区三野にある岡山市三野浄水場に行く。 ここには、三野浄水場の旧動力室、ポンプ室の建物だった、岡山市水道記念館がある。 岡山は、旭川下流の三角州地帯に出来た町で、住民は古くから河川や用水溝の水を…

唐人塚古墳

賞田廃寺跡から少し西に行くと、唐人(かろうと)塚古墳がある。 唐人塚古墳 岡山県には、巨石を用いて石室が築かれた、総社市のこうもり塚古墳、真備町の箭田大塚古墳、岡山市の牟佐大塚古墳という吉備三大巨石墳がある。 この唐人塚古墳も、石室に巨石を使…

村上帝社 関守稲荷神社

神戸市須磨区須磨浦通4丁目にある村上帝社は、「天暦の治」と呼ばれる天皇親政を布いて、国風文化の黄金期を招来した第62代村上天皇を祀る神社である。 村上帝社 赤鳥居脇の「村上帝社琵琶達人師長」の石碑 天暦年間は、西暦947年から957年までの間である。…

操山古墳群 

百間川遺跡群のオブジェのある辺りから沢田橋を越えて百間川を渡り、南方に行くと、操山古墳群がある。 標高169メートルの操山周辺は、ハイキングコースが整備され、山中に古墳が点在している。操山古墳群と呼ばれている。 操山公園ハイキングコースの案内図…

浦間茶臼山古墳 百間川遺跡群

国道2号線と岡山バイパスの分岐点近くの岡山市東区浅川にあるのが、浦間茶臼山古墳である。 この古墳は、3世紀後半に築かれた前方後円墳である。3世紀半ばに築かれた奈良の箸墓古墳と同形で、大きさが丁度2分の1に縮小された古墳である。 岡山県下では…

五色塚古墳

舞子公園から東に進み、神戸市垂水区五色山にある五色塚古墳を訪れる。ここは国指定史跡となっている。 五色塚古墳 五色塚古墳は、全長約194メートルの前方後円墳で、兵庫県下最大の古墳である。全国の前方後円墳の中では、40位前後の大きさだ。 この古墳は…

大歳山遺跡公園

多聞寺から南下し、神戸市垂水区西舞子にある大歳山遺跡公園を訪れる。 大歳山遺跡公園 大歳山遺跡公園は、標高約30メートルの台地上にある。芝生が張られ、広々とした心地好い空間だ。 ここには、元々大歳山という山があった。山上に大歳神社が祀られていた…

南方前池遺跡 牟佐大塚古墳

赤磐市山陽郷土資料館から南に行き、赤磐市南方という集落に行く。 ここには、前池という溜池がある。昭和30年に、前池の改修工事をした際に、池の底から縄文土器と共に、縄文時代晩期の食糧貯蔵穴が見つかった。 通常であれば腐ってしまうトチやドングリな…

両宮山古墳

備前国分寺跡のすぐ東隣にあるのが、国指定史跡両宮山古墳である。 両宮山古墳 岡山県下第3位の大きさの古墳で、備前国では最大規模の古墳だ。墳丘は全長約206メートルである。 両宮山古墳空撮写真 両宮山古墳の完成時の図 両宮山古墳は、元々は二重の濠を…

玉井丸山古墳 小山古墳 朱千駄古墳

岡山市東区瀬戸町観音寺にある環太平洋大学の敷地内に存在するのが、玉井丸山古墳である。 玉井丸山古墳は、5世紀前半に築造された前方後円墳である。 墳丘上に、大学の施設群が建っているため、墳丘はほとんど原型を留めていない。 遠くから眺めれば、かろ…

美作の古墳 2

前回に引き続き、今回も津山市周辺の地味な古墳を紹介する。 津山市下高倉西にある堀内三郎右衛門の顕彰碑から南下して、津山市高野山西にある正仙塚古墳を訪れる。 正仙塚古墳への登り道 正仙塚古墳は、小高い丘の上にある。周りを藪に囲まれていて、墳形を…

美作の古墳

大和盆地の纏向地方に前方後円墳が出現し始めたのが、3世紀初頭である。少なくともこの時期までに、現在の皇室につながる王権が大和に誕生したと言われている。最近の歴史学会ではこれを大和王権と呼んでいる。 大和王権は、大和の大王を首長として、その下…

雄岡山 雌岡山

神戸市西区神出(かんで)町に、綺麗な円錐形の山が2つ並んで聳えている。2つの山が並ぶ姿を遠くから見ると、女性の乳房のように見える。 雄岡山(おっこさん)、雌岡山(めっこさん)である。 雄岡山 雌岡山 御覧のように、双方似たような形であるが、高…

岡ノ山古墳 住吉神社

JR加古川線日本へそ公園駅を降りると、そこには、日本へそ公園がある。地名で言うと、兵庫県西脇市上比延町である。 日本の標準子午線である東経135度と、日本の領土の南端北端の中間である北緯35度が交差するこの場所が、日本の臍であるとして、日本へそ公…

東山古墳群

兵庫県多可郡多可町中区東山にある兵庫県立多可高等学校の西側に、お饅頭のような円墳が15基復元されている。古代多可の豪族が眠っていた東山古墳群である。 東山古墳群 東山古墳群は、平成8~11年に発掘調査された。その結果、6世紀末~7世紀前半に築か…

月の輪古墳 楯之舎塾跡

周匝城跡から北東に行った岡山県久米郡美咲町飯岡(ゆうか)にある大平山は、標高約314メートルの山である。 この山の山頂に、5世紀前半に築造された月の輪古墳がある。 大平山 大平山山頂近くまでは、舗装路が続いている。月の輪古墳の手前まで、自動車で…

牛窓の古墳 疫神社

前島からフェリーに乗って牛窓に戻る。 本蓮寺の裏手にある天神山には、天神社があり、その裏に牛窓天神山古墳がある。 天神社 天神社は、天神様である菅原道真を祀っている。 道真が太宰府に左遷された時、途中牛窓に立ち寄って、この山の岩に腰かけて、は…

王塚古墳 吉田郷土館

神戸市西区王塚台3丁目にある王塚古墳を訪れた。 当ブログも、ついに神戸市内に足を踏み入れたが、実は神戸市西区、垂水区の全域と須磨区、北区の一部は、播磨の区域内にある。王塚古墳のある場所も、播州の一部である。 王塚古墳は、第29代欽明天皇の皇女…

別府鉄道 愛宕塚古墳

兵庫県加古川市別府町にある肥料メーカーの多木化学株式会社は、以前は多木製肥所という名称だった。 多木製肥所は、製造した化学肥料を全国に出荷するため、別府鉄道という鉄道を運用していた。 播磨町郷土資料館には、別府鉄道に関する資料も展示してある…