戦争遺跡

由良要塞跡 その4

第一、二砲台には、28センチメートル榴弾砲が設置されていた。 榴弾砲は、弾道が放物線を描いて山形になるため、敵艦の上部を破壊するのに適していた。 榴弾砲の弾道 また弾の落下速度が速ければそれだけ破壊力が増すので、標高が高い場所に据えられた。 第…

由良要塞跡 その3

生石公園第一駐車場から木製の階段を登って、第五砲台を目指した。 第五砲台に続く階段 生石公園の全体図 第五砲台は、標高88.5メートルに位置する、第四砲台を小型化したような砲台である。 第五砲台は、5つの砲台の中で最後に作られた砲台である。第一~…

由良要塞跡 その2

今に残る由良要塞跡の遺構の多くは、成ヶ島の南側にある生石(おいし)山に集中している。 生石山 生石山上の由良要塞跡遺構は、生石公園という公園の中にある。山上までの自動車路や駐車場、散策路が整備されている。散策路を歩きながら、遺構を見学できる…

由良要塞跡 その1

紀淡海峡を西側から扼する要衝に当たる由良の地には、幕末になって、外国船の侵入から大坂湾を防衛するための台場(砲台)が築かれた。 特に成ヶ島南端の高崎台場には、大規模な砲台が築かれたそうだ。 由良要塞跡の石碑 日清戦争後の明治29年(1896年)には…

旧陸軍第十七師団の遺構 後編

岡山大学から南に行った突き当りにある、岡山市北区いずみ町の県総合グラウンドは、明治40年の陸軍第十七師団創設から昭和20年の終戦まで、陸軍の練兵場として使用された場所である。 今はスポーツ施設や公園などがある、市民の憩いの場となっている。 岡山…

旧陸軍第十七師団の遺構 前編

日本は日露戦争に勝利してから、更に軍備を増強することになり、明治40年(1907年)に陸軍に二個師団が増設された。 その時に設立されたのが、岡山に司令部が置かれた陸軍第十七師団である。 現在の岡山大学津島キャンパスのある場所に司令部が置かれ、岡山…

鶉野飛行場 北条鉄道網引駅

兵庫県加西市鶉野町にある鶉野飛行場跡は、かつての姫路海軍航空隊の基地の跡である。近くに川西航空機株式会社姫路製作所が併設されていた。 鶉野飛行場跡 かつてはここに、全長1200メートル、幅60メートルの滑走路があった。今は滑走路跡に砂利が敷かれて…

姫路ところどころ

姫路城の北東側には、姫路市立美術館がある。 かつて、姫路城が陸軍第10師団の駐屯地だった時に、兵器庫・被服倉庫として使われていた赤レンガの建物が、今は美術館として利用されている。 姫路市立美術館 この建物は、明治38年に建設され、大正2年に増築さ…