ZC33S スイフトスポーツ 五年経過

 清荒神清澄寺の紹介記事の途中であるが、今回が3月最後の記事になりそうなので、定例の年1回の愛車ZC33Sスイフトスポーツに関する記事を書く。

 私が平成31年3月にスイスポを買ってから、この3月で5年が経過した。

 この1年間で変わったことと言えば、スイフト基準車がフルモデルチェンジしたことと、タイヤを付け換えたこと、2度目の車検を受けたことである。

 まずは5代目となったスイフトについてだが、この車は様々な紹介記事や動画で走りを絶賛されている。デザインも近未来的で独特だ。

 これをベースにした次期スイフトスポーツも楽しみではあるが、出るとしたら、恐らくマイルドハイブリッドが付いたものになるだろう。

 そうすると、ZC33Sが、最後の純ガソリンエンジンスイスポということになりそうだ。

 また、マイルドハイブリッドになると、当然車重が増える。次期スイスポは、重量1トンを超えるだろう。

 ZC33Sは、最初で最後の1トン切りのスイスポになりそうだ。どうやらこの車の価値は、不朽のものになりそうである。

 いよいよ大事に乗っていかなければならない。

 次に、今年2月に換えたタイヤについて書く。

 この車の純製タイヤは、コンチネンタル・スポーツコンタクト5であるが、私は2年少し前にブリヂストンPOTENZA・Adrenalin・RE004というタイヤに付け換えた。

 更に今回、ダンロップ・LE MANS Ⅴ+というタイヤに交換した。

ダンロップ LE MANS Ⅴ+

 今回は、AMAZONでタイヤを注文した。タイヤを注文して、家の近くのガソリンスタンドに配送してもらい、工賃もAMAZONで先払いして、予約した日時にガソリンスタンドに行ってタイヤを交換してもらった。

 タイヤはネットで買った方が、実店舗で買うより圧倒的に安上がりになる。ダンロップは元々コンチネンタルやブリヂストンよりも安い。それをネット注文したから、工賃を含んだ4本の価格は、前回よりも4万円ほど安くなった。

 さてこのタイヤ、ZC33S用のタイヤとしては、今まで履いたタイヤの中ではベストであると感じた。

 前回、コンチネンタルからブリヂストンに履き替えた際に、ハンドルが軽くなったと感じたが、ダンロップにして更に軽くなった。

 交差点での右左折でハンドルを切ると、少ない入力でスーっとスムーズに曲がっていく。また静粛性が高い。例えると「絹のように滑らかな」乗り心地である。

 町中を走る分には非常に気持ちのいいタイヤだ。

 転がり抵抗も少なそうで、燃費も良さそうである。

 その反面、ハンドルが軽い分、グリップ力が弱くて、ワインディングではよく滑るようになるのではないかと危惧した。

 ところが、遠出をしてワインディングを走ってみると、意外や意外、コーナーでこしのあるうどんのように粘るタイヤであった。

 コンチネンタルのように、高いグリップ力で道路をガチッと掴んで離さないというようなグリップではなく、餅のようにしなやかに粘るグリップである。

 コンチネンタルでは、ワインディングを気合を入れて走った後に、車を降りてタイヤを見ると、短時間の走行でも明らかに摩耗したのが分かり、タイヤから焦げ臭いにおいがしていた。

 ダンロップは、そのようなことがない。この分だと、摩耗も少なそうだ。

 正直言って、ダンロップLE MANS Ⅴ+は、軽快なハンドリングで乗りやすく、燃費もよく、耐久性もあり、更にグリップ力もある万能のタイヤのように感じる。しかも安い。

 納車から5年経って、また新たな運転感覚を味わわせてくれた。タイヤが車の走行感覚を大きく左右するのを改めて感じた。

 さて、車検についてだが、今回も今後2年間のオイル交換と法定点検料を先払いするメンテナンスパッケージに入った。

 前回はメンテナンスパッケージ+車検代で10万円を切ったが、今回は約12万円であった。交換したものはワイパーぐらいで、不具合は一切なかった。

 ディーラーに聞くと、メンテナンスパッケージの金額自体が、昨今のインフレで1万円ほど増額になったらしい。それでも、走行年数や走行性能に比較すれば、十分安いと言える。

 1年後には、スイスポもフルモデルチェンジして、ZC33Sは絶版モデルになっているかも知れない。

 そうなったらそうなったで、この車との歩みも、更に楽しいものになりそうだ。