2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

旧ハンター住宅 河内国魂神社

沢の鶴資料館から北西に走り、神戸市灘区青谷町1丁目にある神戸市立王子動物園に向かった。 動物園内に、国指定重要文化財の洋館、旧ハンター住宅があるからである。 旧ハンター住宅 旧ハンター住宅を見学するには、王子動物園の入園料を支払って、動物園内…

沢の鶴資料館 後編

冷やされた蒸米は、麹菌の発育に適当な30~40°の室温を保った麹室(こうじむろ)にて種麹を振られ、麹蓋に盛られる。麹蓋には保温用の掛布をかけて、棚に置き、約40時間置いておく。こうして蒸米の中で麹菌が繁殖し、麹が出来る。 麹室 麹蓋 麹室は、室内の…

沢の鶴資料館 前編

兵庫県立美術館のあるHAT神戸から東進して、神戸市灘区大石南町1丁目にある沢の鶴資料館を訪れた。 沢の鶴資料館 沢の鶴資料館は、享保二年(1717年)に創業した酒造業者沢の鶴の、酒造に関する資料を展示する資料館である。 1950年代の沢の鶴の空撮写真 沢…

兵庫県立美術館

人と防災未来センターに隣接して兵庫県立美術館が建っている。 兵庫県立美術館 今の兵庫県立美術館の建物は、建築家安藤忠雄氏の設計で、平成13年に竣工し、平成14年に開館した。 安藤忠雄氏の建築らしい、コンクリート打ちっぱなしとガラス張りを多様した建…

人と防災未来センター

西求女塚古墳から西に戻り、神戸市中央区脇浜海岸通1丁目にある阪神・淡路大震災記念・人と防災未来センターを訪れた。 人と防災未来センター 人と防災未来センターは、平成7年1月17日午前5時46分に発生した阪神淡路大震災の経験と教訓を継承し、防災・…

西求女塚古墳

2月23日に摂津の史跡巡りを行った。 最初に訪れたのは、菟原娘子(うないおとめ)の伝説に登場する菟原壮士(うないおとこ)の墓と言われる西求女塚(にしもとめづか)古墳である。 西求女塚古墳のある公園 公園の入口 西求女塚古墳は、神戸市灘区都通3丁…

ZC33S スイフトスポーツ 四年経過

平成31年3月にスイフトスポーツを購入してから四年が経過した。 走行距離は54,800キロメートルとなった。メーター表示の平均燃費は、15.1㎞/lである。 先日スズキのディーラーで法定1年点検を受けた。納車以来使っていたバッテリーが弱くなっていたので交…

西屋城跡 後編

天正十一年(1583年)、宇喜多氏の家臣斎藤玄蕃が守る西屋城を毛利勢が攻撃した。 西屋城は落城したが、その際に落命した人の石碑が西屋城跡南東の杉地区に残っている。 西屋城跡東南麓にある泉神社から、国道179号線を少し南西に行った道沿いに、斎藤玄蕃の…

西屋城跡 前編

富地域から東進し、国道179号線に出て北上する。 岡山県苫田郡鏡野町女原の集落が近づくと、目前に標高約515メートルの西屋城跡が見えてくる。 西屋城跡 西屋城跡の築城年代は定かではない。天正年間(1573~1592年)には、宇喜多直家に攻略され、苔口利長が…

富地域の史跡

岡山県苫田郡鏡野町の北西部に位置する富地域は、1000メートル級の山々に囲まれた自然豊かな地域である。 前回紹介した布施神社は、この地域の精神的な拠り所となる大切なお社である。 富地域の中心は、富西谷の富振興センターの辺りになるが、富振興センタ…

鏡野町 布施神社

小田山城跡から下りて進路を西にとり、岡山県苫田郡鏡野町富西谷にある布施神社に赴いた。 布施神社 鳥居 鳥居を潜ってすぐ右側に、欅の巨木がある。樹齢約500年の欅である。岡山県下三指に数えられる欅の巨木であるという。 神門 布施神社の祭神は、素戔嗚…

小田草神社 小田草城跡 後編

小田草神社の境内には、一の谷稲荷神社が祀られている。 一の谷稲荷神社の社殿は、鏡野町指定文化財となっている。 一の谷稲荷神社覆屋 一の谷稲荷神社本殿は、覆屋に覆われている。 覆屋は拝殿と一体化している。全体が朱色に塗られ、いかにもお稲荷さんら…

小田草神社 小田草城跡 前編

苫田ダムから東進し、苫田郡鏡野町馬場にある小田草神社と小田草城跡を目指した。 小田草城跡は、標高約390メートルの小田草山の山上にあるが、その麓に小田草神社がある。 小田草山 小田草神社参道 小田草神社の参道は、急な石段である。息を切らしながら、…

苫田ダム

弘秀寺から東に行くと、奥津湖が見えてくる。奥津湖は、苫田ダムが吉井川を堰き止めたことにより出来たダム湖である。 奥津湖 この奥津湖の下には、旧苫田郡奥津町の中心だった下原地区が沈んでいる。旧奥津町の人口の約4割が住んでいた地区である。 奥津町…

法華山弘秀寺

葛下城跡から下山し、スイフトスポーツに乗車して、美作の更に奥地に車を走らせる。 岡山県苫田郡鏡野町中谷にある真言宗の寺院、法華山弘秀寺を訪れた。 弘秀寺山門 弘秀寺は、神亀元年(724年)に行基菩薩が開創したとされている。 元々の弘秀寺は、天楽山…

葛下城跡

2月12日に美作の史跡巡りを行った。所々に雪が残る中を巡る旅だった。 最初に訪れたのは、岡山県苫田郡鏡野町中谷にある葛下(くずか)城跡である。 葛下城跡 葛下城跡は、標高約370メートルの大松山上にある山城跡である。 葛下城跡への登り口は二つある。…

志知城跡

ハバ古墳のあった南あわじ市立志知小学校から東進し、南あわじ市志知松本にある志知城跡を訪れた。 志知城跡 志知城は、鎌倉時代初めに菅和泉守道忠によって築城されたと伝わっている。南北朝期には、南朝方の志知の武士が、この城を拠点に淡路西浦から京に…

雲龍山宝光寺

兵庫県南あわじ市志知飯山寺にある真言宗の寺院、雲龍山宝光寺には、永和四年(1378年)の弘鑁(こうばん)上人銘のある錫杖があるとのことだったので訪れた。 雲龍山宝光寺 私が宝光寺を訪れた時は、既に日が傾き始めていた。境内に入って石仏などを眺めて…

隆泉寺 玉青館 六面石幢

叶堂城跡から兵庫県道25号線を西に走る。 南あわじ市津井にある、法華宗の寺院、隆泉寺に赴いた。 隆泉寺 本堂 日蓮上人の銅像 この寺院には、洲本市中川原二ツ石から出土した、弥生時代前期~中期の制作にかかる黄帯文銅鐸が保管されている。 銅鐸は、国指…

叶堂城跡

慶野松原から兵庫県道31号線を南下し、三原川にかかる御原橋の北詰の交差点を右折西進する。 川沿いをしばらく進むと、右手に叶堂(かなど)城跡の石碑が建っている。 叶堂城跡の碑 叶堂城は、慶長五年(1600年)に豊臣氏の代官石川光之によって築城された。…